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2018/10/12 16:48
【日曜/京都競馬3R】トランプズパワーの父 He's Had Enough
Step Lightly の2016ことトランプズパワー(牡2)栗東・森秀行厩舎
本馬は 2018 OBS March Sale(2歳トレーニング)にて森さんが$30,000にて落札・購入。こんなにお安いのは父 He's Had Enough 自身が競走実績に乏しく、且つそれのファーストクロップだからでしょう。
まぁでも、この騎乗供覧を見ると、ストライドも結構素軽い印象があって芝でも走りそうな印象がある。
(下の画はトランプズパワーの配合表)
で、今回はトランプズパワー自身というよりも、より興味を持って見るべきはその父 He's Had Enough のほう。一言で纏めれば He's Had Enough はあのラビットランの全兄でありアサクサゲンキの半兄。
いまさら言う話ではないが、ラビットランはローズS勝ち馬であり、今年8月のブリーダーズGCでも指定交流重賞競走にも勝利、芝・ダの両方で重賞に勝利するという有能ぶり。そしてその半弟アサクサゲンキも小倉2歳Sに勝利してファルコンSに2着の実績だから立派。
要するにいまどきの外国産馬で、ダートはともかく芝の重賞に姉弟と性別異なるきょうだいで勝利するなんてのは、なかなかお見かけしないわけで…もしかして Courtly Dee〜Aquilegia〜Amelia と続く牝系は、本邦の競馬で芝・ダ兼用でビックリするくらいの適性を見せつけるのではないか?と。いずれにしても芝でも走らせるのだから凄いし驚く。
… 。
もしトランプズパワーも走るようなら、もうね… 種牡馬事業をやってる人は He's Had Enough 自身を買ってきちゃえばいいのに、とさえ思う。He's Had Enough は Breeders' Cup Juvenile で Shanghai Bobby の2着くらいしか実績がなく、相当お安く買えると思いますけど。
もし He's Had Enough が種牡馬として本邦に導入されるようなら、Preach や Tap Your Heels を引っ掛けるのも良いだろうし、当然に Courtly Dee〜Aquilegia〜Amelia の牝系ラインを狙うテもある。汎用性が高いし、また、ここでは異質なパワーとなる Hyperion 4×5・5・6の Dixieland Band を抱えているのも良いです。
これで安く導入した結果「芝・ダともに対応します」なんてことになったら痛快極まりないですけどね。
そんな妄想に思いを馳せながら日曜の新馬戦は眺めていようか…などと考えています。