637件のひとこと日記があります。
2018/11/12 23:05
【出資確定馬ご紹介】No,3アンプリエールの2017(牡1)【ノルマンディー】
アンプリエールの2017(牡1)美浦・尾形和幸厩舎預託予定
父ショウナンカンプ(BMS:バゴ)2017年6月20日生まれ 生産:静内ファーム 募集価額920万円
(2018サマーセール:464.4万円)
Coup de Genie 牝系の出身で、父の母が Height of Fashion でさらに Nureyev まで抱えるバゴの血は本邦の競馬において汎用性は高いハズで、配合によってはもっと活躍と評価がされて良いと自分自身は思っていて、募集馬の中にバゴの名が配合表の重要な位置に入るなら、それはもうこちらは真剣に考えたい。考えた結果、本馬に期待してみたい部分が、遅生まれというネガティブな事実を自分の頭の中では帳消しにしてしまった、って今回の馬の話ですね。
(下の画はアンプリエールの2017 配合表)
母は中央で芝短距離に2戦消化したのみで引退、新馬戦では勝ち馬からタイム差無しの2着と健闘したようだが…。繁殖入り後も本馬の兄姉はほぼほぼ実績ゼロ、一代遡ってノゾミカナエタマエを起点にしてみても5頭中で勝ち上がり2頭(うち1頭は指定交流)だから牝系の脆弱さは否定出来ない。一応はチヨダマサコ牝系なのにね。本馬は母10歳時出産第5仔(前年不受胎)。
で、そんな状況なのに、「なにを好んで本馬に申し込んでんの?」って話ですが…
… 。
アインツェルカンプのときも記したけど、種牡馬ショウナンカンプも血統背景がカナ〜リ個性的で和風テイストに溢れ、Halo や Mr. Prospector、ナスキロなどの本邦で主流、利便性ある血を持たないことは最大の特徴。で、活躍したショウナンカンプ産駒の配合から読み取れるのは、強めのクロスを持つ馬や相似配合を目指した馬たち。そんなイメージを少し持ちながら本馬の配合を確認すると…
母アンプリエールが Red God≒Halo≒Drone4・5×4・5に Special=Thatch4×5の全きょうだいクロスだから、まぁまぁクロスに煩いタイプで。ただし、いくらクロス強めと言ってもこれではグニャグニャな印象というか心配が先に立ってしまって、どうにかこうにか Special で締まる方向なら良いのだけれど…。
… 。
で、それはそれとして、自分が興味を持って優先した最大の理由はこちら。
ショウナンカンプは俊敏さはもちろんのこと頑健な体質も持ち併せるスプリンター。その頑健なトコの源となるのは、やはりサクラバクシンオーの母父ノーザンテースト由来のものとするならば、サイアーラインのスピード能力を引き出しつつ頑健さを求め…それならノーザンテーストを意識した配合を目指すのも理屈としては筋が通るわけで…。そう考えてこのアンプリエールですね。
ショウナンカンプ自身は先のノーザンテーストに、母方が Pardao にクラツクマンナンに Belladonna を抱え、これらが名牝 Pretty Polly を通じて脈絡、中でも Belladonna は「Hyperion+Donatello」の血脈、Lady Angela3×2のノーザンテーストに対して用いることで上手く頑健さを受け継ぐことが出来たのかと。
で、そんなショウナンカンプに対してアンプリエール。光るのは Nashwan の母 Height of Fashion とリマンドの2代父 Alycidon で、これらは「Hyperion+Donatello」を持ち合わせ、先のところを増幅と。
う〜む… 渋すぎる…。痺れます。
要するに「スピード血統 × Hyperion 的なスタミナと底力を継続して増幅」という感じでしょうか…
… 。
この辺りはですね、オルフェーヴル自身、Doronic(≒Busted)とリマンド(その2代父が「Hyperion+Donatello」の Alycidon)がノーザンテーストと絡んだ配合としたことに通じるものがあります。
それをヒントに… ま、倣ってですね、こちらのアンプリエール牡駒は Busted(Height of Fashion の2代父)とリマンドとノーザンテースト…ということですね。
ま、いずれにしても、こういうのはマニア向け商品なのでしょうね、おそらく。
おしまい。
※個人的な妄想がベース、理屈になっています。どうか真に受けませんよう。