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2014/03/19 16:24
2回中山開催での芝施行レースの血統バイアス
昨秋以降の中山での路盤改良が極端ということで、年末年始はその傾向からグレイソヴリン系や粘っこいサンデー系を狙うという程度で、ぼんやりと馬券の組み立てが可能だったが、どうにもこの2回中山からはそれだけでは足らない気がする。
そこで、まだ計6日程度の開催でデータを取るには根拠としては乏しいものの、今一度、血統による傾向を探ってみた。
【検索条件】… 2回中山・芝1600Mから2200Mで施行された、馬場状態が良もしくは稍重までの全24レースを対象とした種牡馬系統別成績(1200Mと2500Mは特殊条件なので除外)。
サンデー系【14-13-12-142/181】(単率7.7% 連率14.9% 複率21.5%)(単回値108円 複回値74円)
ミスプロ系 【2-1-0-13/16】(単率12.5% 連率18.8% 複率18.8%)(単回値92円 複回値40円)
キングマンボ系【2-1-0-13/16】(単率12.5% 連率18.8% 複率18.8%)(単回値23円 複回値56円)
ロベルト系 【1-4-2-26/33】(単率3.0% 連率15.2% 複率21.2%)(単回値7円 複回値176円)
グレイソヴリン系【1-1-3-21/26】(単率3.8% 連率7.7% 複率19.2%)(単回値16円 複回値151円)
※ディープインパクト【2-4-2-13/21】(単率9.5% 連率28.6% 複率38.1%)(単回値28円 複回値93円)
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ちょっと傾向は掴みづらいですね…。
【グレイソヴリン系が中山の芝に適することが世間に大々的にバレた。】
チチカステナンゴやジャングルポケット(トニービン系)が成績以上に売れるようになり、『旨み』が無くなってしまった。そうなってくると馬券的には逆張りで対抗するしかない。実際に単勝率は3.8%しか記録していないことから、頭で狙うよりは『1番人気のグレイソヴリン系は黙って消してしまう』『人気薄なグレイソヴリン系を3連の複穴で狙う』という作戦が最もオーソドックスか。
しかし人気薄と言っても複勝圏内に飛び込んでいるのは5回中4回が4番人気以内なので極端な人気薄まで狙う必要は無い。複勝回収値が派手なのは1度大穴が複勝圏内に飛び込んできたため。
【ロベルト系もグレイソヴリン系同様の狙いで】
シンボリクリスエスが良さそう、というのは完全に妄言の類なので注意されたい。
ロベルト系も単勝率は3.0%しか記録していないので頭で狙うのは危険。ここも『1番人気のロベルト系は黙って消してしまう』『人気薄なロベルト系を3連の複穴で狙う』という作戦が妥当。ちなみにここも複勝圏内に飛び込んでいるのは7回中6回が5番人気以内なので極端な人気薄までは不要。ここも複勝回収値が派手なのは1度大穴が複勝圏内に飛び込む。
【24分の18の確率でサンデー系もしくはミスプロ系(キングマンボ含)が勝利】
数の問題もありますが結局は勝ち馬はサンデー系かミスプロ系(キングマンボ含)が勝ちきっています。と、なると、あとは具体的にどんな種牡馬を狙うか?ということですが…
一番最後に※印で記したディープインパクトはやはり芳しくありません。勝ちきれないです。それでもサンデー系がトータルで単勝回収値108円を記録しているのは、『人気にならないB級サンデー系種牡馬』が健闘しているからです。年末年始にはダイワメジャーやゼンノロブロイの活躍が目立ちましたが、2回中山からはその2頭が案外です。
<回収値が低い主なサンデー系種牡馬(人気になるが裏切る)>
ディープインパクト・ステイゴールド・ハーツクライ・ダンスインザダーク・ゴールドアリュール・ゼンノロブロイ・ダイワメジャー
<回収値が高い主なB級?サンデー系種牡馬(人気無いが大健闘)>
マンハッタンカフェ・ネオユニヴァース・アグネスタキオン・リンカーン・スペシャルウィーク
まぁ、こんなイメージで。