エンパイアメーカーの憂鬱…。

今日のダート新馬戦、見てたらエンパイアメーカー産駒が人気薄いトコで勝ってた。
「あぁ、エンパイアメーカーねぇ…」と何気に思いながら、「ん？」と。

で、ちょっと確認してみたら…

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【2014年】エンパイアメーカー産駒の２歳戦成績

8-13-9-150/180（勝率4.4％ 連対率11.7％ 複勝率16.7％）単勝回収値30円 複勝回収値60円

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まぁ、良くないですねぇ。

でもこれをもって「エンパイアメーカーは幻想だった」と片付けるのも早計で、少し同情の余地はある。

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北米リーディングに輝くくらいだから種牡馬としての能力は十二分なのは間違いなし。
ただ、エンパイアメーカーだったら何でも良いのか？　と問われればそれは違う。

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あくまでも配合次第。

米国での実績、その字面どおり、そのまま踏襲するべき。
エンパイアメーカーにその能力を発揮してもらおうと思ったら、米国なのだから「左回り」だし、お相手も「基本的に米血パワー寄り」の肌馬をご用意、そういうお膳立てしないと整わないのでしょう。

そんな種牡馬に「芝寄りの血」や「本邦古来の血」を持ってきても中途半端になるだけ。
もう、完全に米血ゴリゴリでパワーで。

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２歳戦で８頭が勝ち上がり、ただ、２勝馬はゼロ。

うち、母父ノーザンダンサー系が３頭で同じくミスプロ系が２頭。
あとはグレイソヴリン系にロベルト系、エーピーインディ系とも相性良く、
肌がサンデー系（フジキセキ）で勝ち上がったのはたった１頭だけ。１頭だけですよ。

フジキセキだって、あれは完全に米血ですからねぇ〜。

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エンパイアメーカーはクロスがキツイ馬で、自己主張が強く、迎合しないんですね。
こちらの学校に転校してきても、その学校に自ら馴染もうというタイプではありません。

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エンパイアメーカー産駒は過去に持ち込み馬だの海外（トレーニング）セール出身馬だの、東京ダートで鬼のように走っていますが、あれを日本で作るしか方法はないんですね。

足らない部分を補完して、などという、そんな配合はお止めになったほうが良いです。
米血ゴリゴリで完全にスピードとパワーに特化して東京ダートを走らせるしか方法はないです。

ツブシが利かないから、難しいと言えば難しいタイプの種牡馬ですけどね。

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もっとも、馬券対策は逆に練り易いですけど。