キンシャサノキセキ産駒の「おまとめ」というか考え方。

出資馬検討を目的に個人的に大注目で、もはや「追っかけ」状態のキンシャサノキセキ。
お話しの流れついでにキンシャサノキセキ産駒のここまでを考証。おそらくノーザンもキンシャサノキセキがここまでやるとは思っていなかったハズ。
まぁ確かに「大物感」みたいなモンは違いますけども…。

【2014年ファーストシーズンサイアーランキング２位（１位はハービンジャー）】

１位はハービンジャー。
ただ、社台牝馬群の上質なトコをつけまくっているハービンジャー相手だけにこの順位はある意味当たり前であり、むしろよく頑張っている。大健闘もいいトコである。

【キンシャサノキセキ自身は５代内アウト】

その意味では産駒の母はクロスに煩いくらいのほうが良い感じ。
また、それなら相似配合も？という考えもあるがこれは避けた方が無難と思う。

【ここまで15頭が勝ち上がる。（15年１回中山・京都・中京終了時）】

46頭が出走し既にこの時期で15頭が勝ち上がる（勝ち上がり率32.6％）という優秀さ。
ちなみに首位のハービンジャーが96頭が出走して勝ち上がったのは21頭（勝ち上がり率22.9％）だから、その凄まじさがわかろうというもの。

【意外にダートがやたら走る】

キンシャサノキセキ産駒のダート戦全成績（距離不問）
９-７-７-２９/５２（単17.3％ 連30.8％ 複44.2％）単勝回収値335円 複勝回収値127円
ハッキリ言って異常成績。有り得ない数字になってる。
思ったより硬いトコがあるのかもしれませんね…

【距離は概ねマイル以下】

キンシャサノキセキ自身は血統的にマイルくらいは大丈夫な配合。あの気性ゆえに短距離を走らされていたという感じ。なのでマイルは十分に許容範囲。ただ、そうは言っても産駒の適性はスプリンター寄りではある。
一方で、ダートの場合はコーナー４回の1800Ｍまでもたせてしまうから、そこは面白い。

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次に勝ち上がった15頭の配合を見てみると…　母系には、

・ノーザンダンサー系は必須。

・ナスルーラ系とは好相性。

・ミスプロ系は思い切り不要。

・リボー系やターントゥ系は「隠し味」程度に少し刺激してあげる程度で。

　…　。

キンシャサノキセキ自身が母系の奥にリファールが１本あるだけなので、産駒の配合を考える際にはパワーとか底力といった面の補完を目的にこれはもう必須。結局、馬に頑健さみたいなモンをイメージさせたいなら、まぁ、そういうことなのであろう。

ここまでの15頭の勝ち上がり馬の母系の構成からを数字で示すと、ノーザンテースト持ちが４頭、ストームバード持ちが４頭、ダンチヒ持ちが３頭、ニジンスキー持ちが２頭、リファール持ちが２頭、他にヌレイエフにラストタイクーン…（複数回答）
この結果からはまだ数字として上がってはいないがサドラーもヴァイスリージェントも大丈夫とは思う。

　…　。

ナスルーラ系とも好相性。
おそらくキンシャサノキセキって硬いトコがあって、その意味でしなやかで柔らかいナスルーラ系とは上手くバランスを取っている印象ではある。なお、ナスルーラが前面に立つようだと、やや芝向きのイメージ。グレイソヴリン系でも可。

　…　。

ミスプロ系は不要。
特にスピード面での補強は必要としていない感じ。
確かに北米の典型的なミスプロ系はいらないだろうけど、ミスワキみたいなものは良さそうな気もしますが。あと、マキャベリアンとか。

　…　。

リボーとかターントゥが前面に立つのはどうか？と思うが、奥のほうでチラチラする程度なら、馬がその辺りピリッとして面白い感じです。

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【配合的おまとめ】

キンシャサノキセキ自身は豪州産だが字面だけなら欧州の匂いが漂っている。
簡単に言ってしまうと北米の力強さを補完したいところ。

北米系のノーザンダンサーをメインにナスルーラを散りばめて、ターントゥがチラチラ。
ピリッとさせるならリボー系、デカくしたけりゃマンノウォー。
こんな感じでいかがでしょう？

　…　。

馬券的にはダート戦がオススメ。　　ただし、配合はご確認ください。