628件のひとこと日記があります。
2015/06/14 21:02
POGでのシーザリオの2013の評価をしてみる 4
具体的な適性。
「オリエンタルアートの2013」の適性はオルフェーヴルと同じなので、
オルフェとその全兄弟のイメージで良いですから適性を考えるのは省略します。
「シーザリオの2013」のグラフでの適性は、似た適性の馬を並べて説明します。
エピファネイアと「シーザリオの2013」に似た適性を持つ外国馬
http://i.imgur.com/MPPMH3i.jpg
アルカジーム
http://racedb.com/cgi-bin/p.cgi?id=035709
ジョシュアツリー
http://racedb.com/cgi-bin/p.cgi?id=032219
このグラフがそもそも外国馬の血統適性を比較する為に創ったものなので、
外国馬のグラフで申し訳ないですが、外国馬ならではの説明しやすさもあって
その馬が競走馬として凄く出世した場合、どんな成績になるのかというのが判ります。
「シーザリオの2013」に近い適性の、アルカジーム、ジョシュアツリー。
この2頭の戦績から、適性がどうなのかを考えると、
適性が無駄に広いので凱旋門賞やチャンピオンSの様な世界最強馬決定戦では
そのレースに適性がズバリ嵌る馬などに負けてしまうのが特徴になります。
日本馬では、やや瞬発力が低かったですがエルコンドルパサーがこのタイプの適性でした。
言葉で表現すると、全ての適性を良血なので潤沢に持っている。なので絶対能力が高い馬が多い。
しかし、適性が嵌るという事がないので、自分と同等の強敵が揃うG1では、
適性が高い馬に勝たれてしまう。
アルカジームは、タタソールズゴールドカップ、エクリプスSを優勝していて凄いですが
その2つのG1は、正直、微妙なレベルですよね。
大金星は、私でもレース名を聞いた事があるプリンスオブウェールズSでしょうね。
嵌らないタイプなのに有名なG1を勝ったのですから、この馬の能力は相当に高いです。
しかし、これがこの馬の好走できる上限でしょうし、恐らく有力馬がなんらかの理由があって
負けたので勝ちを拾えたのだと思われます。
ジョシュアツリーは、カナディアン・インターナショナルを3度も優勝していて凄いですが
(有名なレースなので心苦しいですが)正直、微妙なレベルですよね。
そして、エルコンドルパサーも超良血で全ての適性を潤沢に持った馬でした。
ダート変更の共同通信杯勝ち。芝のNHKマイルカップ勝ち。
しかし、凱旋門賞は2着。なんでもこなすけど、最終目標では適性が高い馬に勝たれてしまう。
大金星は当時まだ世界の権威あるG1として有名だったジャパンカップ優勝でしょう。
ライバルは、牝馬のエアグルーヴと、
菊花賞を負けた後に当時まだ路線整備前の中2週の間隔での怒りの古馬挑戦だったスペシャルウィーク。
3歳で距離経験も無かったエルコンドルパサーでしたが、最近勝てないライバルが
負けてくれたので勝ちを拾えたとも言えます。
エルコンドルパサーの能力の上限もジャパンカップと言う事になります。
(十分強いですが)
---つづく---
-
星星星さん
「バディーラの2013」の血統を今見てみました。
ダノンプラチナの下のようですね。
ディープ産駒ですから、牝馬になってより良くなると想像されますし、
血統構成から地味に活躍するタイプかもと思いました。
エルコンドルパサーの凱旋門賞は、逃げ馬に誰もなりたくない展開で押し出されてしまったのが苦しかったですよね。
それもスピード豊富だったからという面もありますが。 -
カサマツクンさん
エルコンドルパサーの凱旋門はとちゅまでは 勝ったと思いました。
-
カサマツクンさん
バディーラの2013(リボンフラワー) という馬が ディープインパクトを種付けして 池江父がオーナーになって 息子の池江厩舎に入れるという噂を聞きました。きっと武豊騎手でいくのでしょうが 実におもしろいです!