POGでのシーザリオの２０１３の評価をしてみる ５

「シーザリオの2013」の血統評価をまとめます。


近年のダービー馬と「シーザリオの2013」の血統適性
http://i.imgur.com/uTuFLLG.jpg
エピファネイアと「シーザリオの2013」に似た適性を持つ外国馬
http://i.imgur.com/MPPMH3i.jpg


適性グラフから、スタミナ８、スピード６、ですからスタミナとスピードが高い適性の馬です。
中距離以上を先行して押し切るタイプと予測されます。
恐らく能力は高いでしょう。
その代わり、少しだけ健康不安の可能性が高いですが、そこまで気にしても仕方ないです。

問題は、競走能力が高い馬だとしても、クラシックを勝ちきる可能性はそんなに高くない事です。
寧ろ低いくらい。

POGで選ぶ馬として総合的に評価すると、クラシックは勝てなくても良いなら、トライアルや２歳G1狙いで
ありではないでしょうか？

あと、この馬の適性の場合、クラシックでは菊花賞が一番向いています。
POGがどの時期までなのか分かりませんが、菊花賞なら少し期待出来るかも知れません。
と、ここまで書いていて、この馬がエピファネイアの半弟だった事を思い出しました。
（エピファネイアの適性グラフを参照）
エピファネイアの場合は、「シーザリオの2013」と比較して、ややスピードとスタミナが少ないのが
菊花賞適性としては、より良かったと思います。








「オリエンタルアートの2013」は、血統は素晴らしいですが、私がPOGをやるなら選びません。


それは母のオリエンタルアートが、高齢だからです。
第１子がドリームジャーニーで、第５子がオルフェーヴル。
その後に期待するのは酷だと思います。
繁殖牝馬の成績も高齢になると落ちるものです。
それに、１頭の繁殖牝馬からG1馬が複数生まれる確率は極めて低いでしょうし、
G1馬を３頭も産む繁殖となると、過去の日本に存在したとしても数頭だけでしょうね。

私がリヤンドファミユをお気に入り馬に登録したのは、そういう観察の目的もありました。

じゃあ、絶対に選んでは駄目かというと、そうではありません。


　オルフェの全弟、アッシュゴールド

　ナリタブライアンの全弟、ビワタケヒデ

　ディープの全弟、ニュービギニング


地味に活躍をしてますから、この位の期待ならしても良いでしょうね。

因みに、「シーザリオの2013」の場合は、母の年齢的にもセーフと判断しますし
母の産駒にはG1馬は１頭のみですからそんなに問題ないでしょう。



私はPOGに便利なソフト、TARGETを使っていますが1度もPOG関連の使い方をした事がないので
今回はデータを出す事ができませんでした。
ですから、高齢の繁殖牝馬の話や、繁殖牝馬が産めるG1馬の頭数には制限に近い上限がある話は
私の経験則によるものですのでご了承くださいｍ(＿　＿)ｍ

---おわり---