プリンスオブウェールズS　結果４

馬場状態を確認した、その次は、当日の馬場バイアスを観る事にしました。


ジャージーS（G3）７F

クイーンマリーS（G2）５F

デュークオブケンブリッジS（G2）８F


これらのレースを観戦したのですが、、、、、

全て直線コースのレースで、プリンスオブウェールズSの馬場バイアスを見る参考にはなりませんでした。
（当日の直線コースは馬場の真ん中が伸びるという、不必要な情報はGETできましたが、、、、、）



英国では、G1当日に同じ条件の番組を組まないのですかね？
それともロイヤルアスコット開催が特殊なのか？


兎に角、当日の馬場バイアスが全く見れない状態での観戦になります。
ブラックボックスみたいなものですね。

それでも、私は予想の初めから、英国馬の枠順で内伸び外不利なトラックバイアスを推測できていましたから
それが正しいという強引な推論に基づいて馬場状態「Good To Firm」の場合の
自分が書いた評価を読み返してみました。



私の予想過程では、馬場状態「Good To Firm」の場合は、ペースによって２択に分かれるという予想でしたね。

ペースの区切りは、２分５秒を切るかどうか。切るなら超スローではないという判断。
そして今回の走破時計は「2:05.07」
私の判断では超スローという事になります。

レース後にラップタイムを見て本当に超スローだったのかまで考えようと思っていましたが、
どうも英国には、ラップタイム自体が無いのですかね？？？
ネット検索を頑張ってやりましたが出てきませんでした。ちょっと残念ですね。


安易ですが走破時計「2:05.07」なので、超スロー展開と決めて話を進めます。

すると私の評価では

　１番手評価は、先行馬でスタミナが少ないカリフォルニアクローム。

　２番手評価が、クライテリオン。

　３番手評価に、スピルバーグ。


こうでしたからボロボロの予想でしたね。
カリフォルニアクロームは怪我で回避したので、２番手評価のクライテリオンから考えて行きます。


※１角〜直線入り口までの画像参照


内枠が有利なコース形態で、英国馬の枠から内伸びの馬場バイアスが想像されますから
終始内を走り、超スローを先行しましたから、
クライテリオンはポジション取りとペース展開が最高に嵌ったと思われます。
（実際に優勝したフリーイーグルとほぼ同じ位置取りでしたし）

なのにクライテリオンは、５着。

敗因は、
　・EU遠征で調子落ち(それなら回避するのかな？)
　・アスコットの馬場が合わずスタミナ負け
　・豪国と香港はレベルが劣るから実力負け

敗因として思い付く事が多過ぎるのでなんとも言えない部分はありますが、
これら全部駄目だったのかも知れないと考えておくのが無難でしょうね。
私は香港は馬のレベルが低いと考えていまして、香港で３着というのは実力的には劣る馬だと考えます。
（しかし、私は基本的に実力で評価を変えはしないので、それで予想の評価を下げる事はしません）

スタミナ負けは、クライテリオンの適性画像を参照してください。
結果論ですが、超スローでも最低限のスタミナは必要なのかも知れませんね。
来年まで憶えておける自信は無いですが、今後は気を付けたいです。



３番手評価のスピルバーグは、コース形態的な面もあって距離ロスが厳しかったですし、
内伸びの馬場バイアスでしたから仕方の無い敗戦でした。
しかしディープ産駒の適性としては、超スローの展開は良かった筈です。
（前残り＝差しが決まり辛いのは厳しかったですが）

あとレース間隔が２ヶ月開いたのもディープ産駒のG1としては微妙でしたね。
これは予想過程から気になっていたので、クライテリオンより評価を下にするのに考慮に入れていました。




最後に展開をまとめます。

展開を見ると１角で３〜５番手の位置した馬が１〜３着でした。
それは内伸び＆先行有利なのでそうなりました。
逃げたゲーロショップと、２番手を先行したクライテリオンの敗因はもう書きましたので
その直後に位置した馬達が上位に入った結果でしょう。

極端な事を言うと、枠順と内伸びが勝負の決め手になったと思います。
１着馬と２着馬はかなり枠と馬場と展開が向いたと考えられますから、
今回の好走は鵜呑みには出来ません。

---つづく---