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2015/06/23 20:26
プリンスオブウェールズS 結果を受けて3
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レース名:Gold Cup (G1) (金杯)
馬場状態:Good To Firm
距離:20F (約4000m)
走破時計:「4:22.61」
出走頭数:12頭
結果
1着 英 13枠 Trip To Paris トリップトゥパリ
2着 愛 5枠 Kingfisher キングフィッシャー
3着 愛 10枠 Forgotten Rules フォーガッテンルールズ
映像
https://www.youtube.com/watch?v=qIYodrUgHOQ
1枠 英
2枠
3枠 英
4枠 仏
5枠 愛
6枠 英
7枠 英
8枠
9枠 愛
10枠 愛
11枠 英
12枠 英
13枠 英
14枠 英
枠順の時点で私が感じたのは、仏国馬が内寄りの枠に配置された事。
この事から、ゴールドカップは今までの2000m以上のレースとは枠の意味が変わったと察知できます。
その理由は、コースの画像を観て貰えば解ります。
ゴールドカップが施行される20Fコースのスタート位置は、
日本で言うところの引込み線スタートなのですが、その距離は尋常ではないようです。
直線コースが引込み線となっている構造なんですね。
そこで私が前日にプリンスオブウェールズSの為に馬場バイアスを知りたくて観察した
直線コースのバイアス情報が生きて来ます。
「直線コースは馬場の真ん中が伸びる」
逆に言うと、内と外は伸びない。
そして、2000m以上のレースでは、無茶苦茶内が伸びると言う事は、
直線コースがトラックコースと合流する地点までが内は伸びない馬場だとも推測されます。
つまり、20Fコースのスタートから暫くは内が伸びない馬場を走るので
内枠は不利で、馬場の真ん中に、より近い大外枠が有利だという推測もできます。
ここまで推理して、この推理内容で疑問に思ったのは、確かにゲートから出て暫くは不利な
内枠馬だがそれ以降はずっと有利な内の経済コースを回れるのでトータル的に考えると
やや有利なのでは?という事です。
内枠は不利とはいえ、仏国馬にも勝つチャンスがあるのでは?
しかし、実際のレースを観たらやはり、この枠順配置が一番封じ込めに適していたのだと分かりました。
(仏国馬はゼッケン1番の黒帽に黒と灰色っぽい柄の勝負服)
スタート直後は良い枠なので有利な好位置を素早く確保したが周囲の馬が激しく削って来て、やや後退させられる。
それでも内から2頭目の6番手で、悪くない位置。
最終コーナーでは内の馬から徐々に外へ押されて、内から3頭目を回されてしまい
直線入り口では、更に外へ外へと追いやられる。
仏国馬も負けじと内の馬を内へ封じ込めて出させまいとする。
内の馬は前に馬がいる事と仏国馬の押し戻しに負けて諦めたので内へ進路を取った。
その勝負に決着が付いて仏国馬はジリジリと伸び脚を使うが、、、、
なんと、仏国馬を外へ出すのを諦めた馬は内へ進路を切り替えた途端に鋭い切れ味を使い2着に。
(流石、内伸び馬場だ)
外を走る仏国馬は激しい競り合いで消耗もあったのでしょう。
大外からの差し馬にも交わされて5着に終わりました。
英国主催者側の策略をまとめると、
不利な枠に入れスタートから少し不利にしておき、道中は内を通り楽をされるが、
勝負処では徹底的にマークして外を回させて負かす。
こういう事だったようですね。
---つづく---