628件のひとこと日記があります。
2015/11/13 22:06
マンハッタンカフェ産駒 1
画像のデータをご覧ください。
(諸事情で2年前くらいの古いデータですので、現在では違っていたらごめんなさい)
マンハッタンカフェ産駒は、重賞での休養明けはやや苦手の様ですね。
レース感が必要なG1でも、やはりパッとしません。
しかしマンハッタンカフェ産駒でも、牝馬は牡馬と比べると、ある程度頑張れる傾向があると私は考えているので
この傾向だけでルージュバックを切り捨てるのは危険でしょう。
それとは別に、
マンハッタンカフェ産駒は、対戦相手を見分ける能力が高いです。
結果として、調教の併せ馬やレースでも、自分より劣る相手には圧倒的な安定感で走ります。
一度対戦した相手を克明に覚えてしまう知能の高いタイプなので、
今回の対戦メンバーが、どの程度の能力を持った馬達なのか把握してしまうので、
レースレベルすら察知していると言っても良いでしょう。
そういう特技があるせいで、G1では強い相手に白旗を揚げる事が多いですし、
逆に、G1→G2・G3へと、レースレベルを落としてやると、安定感あるパフォーマンスを発揮しがちです。
しかし、マンハッタンカフェ産駒の、この特技を狂わせる場合が存在します。
それは未対戦の相手が多数のレースに出走した場合です。
初めて見る対戦相手達では、レースレベルが判らないという訳です。
我々、人間と違って、初対面の人の経歴を調べる訳には行きませんからね。
名刺交換や自己紹介なんて馬はしないです。
(如何なマンハッタンカフェ産駒でも競馬新聞の馬柱までは読めないですから)
それが、ルージュバックなら「きさらぎ賞」ですし、レッドディザイアなら「ジャパンC」や「マクトゥームCR3」になります。
普段は、強い相手を察知すると白旗を揚げるマンハッタンカフェ産駒も、
初対面では、相手なりに走るタイプへ一時的になってしまう現象が起こるという訳です。
ルージュバックが今回のエリザベス女王杯で未対戦の馬が多いのかを見ますと、クイーンズリング以外とは未対戦のようですね。
これはマンハッタンカフェ産駒の持つ先入観から開放される瞬間のレースメンバーだと言えます。
これでますますルージュバックの評価が難しくなりました。
私の場合は、評価が難しい馬の馬券での扱いは、人気なら思い切って切り捨て、
人気薄なら相手の1頭とか押さえにしています。
今回のルージュバックなら押さえが妥当でしょうか。
---つづく---