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2015/11/18 20:27

マンハッタンカフェ産駒3

前回までの話で、マンハッタンカフェ産駒は、休み明けは得意でない事と、
レースレベルを察知して走る事を書きました。

今週の東京スポーツ杯に、アグレアーブルというマンハッタンカフェ産駒が出走するようなので
この馬でマンハッタンカフェ産駒の、また別の特徴をみていこうと思います。


東スポ杯に出走予定のアグレアーブルの戦績は1戦1勝。
デビューの新馬を10月17日に勝って、今回は重賞挑戦です。

つまり、前回までに書きました、初対面でレースレベルが読めないので
先入観が無く相手なりに走る筈です。
それならば好走する可能性が高そうですが、実は、他の事情でそうなりません。


厳しい負荷が掛かる事を苦手としているからです。


マンハッタンカフェ産駒が、G1でイマイチな理由も、根本的には、そこに由来します。
肉体的にキツい状況で手を抜く為に、相手関係を勘案して白旗を揚げるのです。

「ホメオスタシス」という言葉があります。


学術的に言うと、均衡維持の為の制御機能、という事になるでしょうか。

動物は生命維持の為にあらゆる調整機能を持っています。
例えば、心臓の鼓動は普段は一定のリズムを刻んで動きますが、
怖い状況などで緊張すると、激しく脈動します。
緊張状態で鼓動が激しくなると、胸が苦しい訳ですから、そこから逃げ出したい、
或いは、その状況を改善したいという思いが二次的に生まれるのです。

ホメオスタシスは、心臓の鼓動だけでなく、走ると呼吸が乱れて酸素の欠乏を解消しようとしますし、
寒いと筋肉がブルブル震えて体を温めようとします。
水分不足だと喉が渇きますし、乗り物酔いすると気持ち悪いので降りたくなります。

これらは全て、生命維持の危険を感知した本能が発する警報です。
(警報機能はホメオスタシスの機能の1つですが)
動物にはこの様な機能が数え切れないほど沢山備わっているのです。

---つづく---

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