阪神ＪＦに出走のステイゴールド産駒　　結果

----------------------------------------------------------------------
仮に５頭とも馬体重増減が今回プラスで出てきた場合の評価を現時点でします。

１番手評価：ウインミレーユ
２番手評価：ペルソナリテ
３番手評価：アドマイヤリード
-----------------------------------------------------------------------

阪神JFに出走するステイゴールド産駒の評価は、上の様にしていました。

しかし、当日の馬体重増減は、１〜３番手評価全てマイナス。
この時点でステイゴールド産駒は全馬、優勝確率がほぼゼロになってしまいました。


これだけでは不親切でしょうから、連対したステイゴールド産駒のウインファビラスについても書いておきます。

まず、ウインファビラスはデビュー戦で３着に負けているので、スピード不足からG1では恵みの雨で
且つ、全ての馬がバテバテになってしまう展開とが揃わない限りは、優勝は無理です。

あと調子と成績も、ややマイナス評価でギリギリの範囲です。

馬体重ではステイゴールド産駒牝馬らしからぬ馬格を持っていましたが、今回マイナス１２キロ。

それも失われてしまって、ステイゴールド産駒の比較では１番ましですが、相手関係ではこのレースまでで
今後は厳しそうな感じが漂い始めています。


こうなると連対するには全馬がバテる展開が必要ですが、それでも連対する可能性は高くないと考えるのが妥当でしょう。

そして、実際のレースでのペースは、


12.5 - 10.9 - 11.4 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 11.5 - 12.6

上り　4F 46.9 - 3F 34.8　　　上り　4F 47.6 - 3F 35.8


そこそこ厳しいペースで、全馬が上がり３Fで35秒台まで掛かってしまう流れでした。
（ラスト12.6はステイゴールド産駒にとってストライクゾーンです）

褒めるとしたら、G1を勝つほどのスピードには恵まれていないウインファビラスですが、
スタミナは素晴らしいと言えるでしょう。
もっと重い馬場だとパフォーマンスを上げそうです。

しかし、勝ち馬はこのペースを先行してウインファビラスに0.3秒圧勝しているのです。
メジャーエンブレムとはスピード能力の差が多きいと見るべきでしょう。

更に、バテ比べに強い他のステイゴールド産駒達は、馬格が小さいのにマイナス体重だったりで
負けて当然の状態でしたから、この得意の展開で嵌ったにも関わらずです。

中途半端な相手である３〜４着馬と良い勝負になっているのも評価としては厳しく、
今年の阪神JFは低レベルなレースだったからウインファビラスでも連対出来たと考えるのが妥当という結論になります。

私の見立てだと、今年の阪神JF組は、全馬が今後G1連対は厳しいと思います。
近年では比類無いほどのビッグレースへの登竜門として存在した阪神JFですが、今年のは違うと見ますがどうでしょう。
結論は、今後の結果を待てばハッキリしますね。

しかし、今年の阪神JFが低レベルだと酷評するのはちょっと可哀相で、
これはあくまで2歳牝馬限定のG1ですからね、低レベルのダービーとかとは違うので
十分に見応えのあるレースだったと思います。



因みに、偉そうに講釈垂れてる私ですが、ステイゴールド産駒を馬体重を見て全馬即切りし、
それならスローペースにヤマを張ってやろうと、スロー向きな馬ばかり高評価して
結果は厳しいペースで馬券は撃沈でした。