天皇賞（春）

シュヴァルグランは福永騎手。
福永騎手は長距離ではマイナス要因なので、私はいつも喜んで即消しなのですが
同馬は前走で3000mの重賞を福永騎手を乗せて圧勝でした。
という事は、この馬はかなりの能力上位であると考えられます。

福永騎手という事で、2着以下までという評価ですが、勝つとしたら他のライバル馬が
全て不利を受けるなど思わぬ展開が起これば僅かでしょうが、
ごっつあんシュート的な1着もありえるでしょう。
福永騎手としては、もしかしたら春天を勝つ生涯最後のチャンスかも知れません。



ゴールドアクターは揉まれ弱く、でも、スタミナと体力自慢の馬なので、
外枠はマイナスではありません。
今回は人気でも消せない厄介な馬です。

以前の日記の、臆病シリーズで、この手のタイプの事は延々と書きました。
その締めには同馬を書いています。
（2014/10/24 00:18 グラスワンダー系　ゴールドアクター　　（臆病９　最終回））

好走ポイントは、前走よりもテンが緩やかで、初の逆境ではなく、そとから強襲されない事。
・前走2500mG2→3200mG1なので、緩くなる確率が少し高いかな？
・有馬記念を経験してますから、問題なし。
・外からの強襲は、ありえても不思議ではなく、このポイントは怖い。
　同馬は先行馬でもあって、テンや道中で引っ掛かった馬に競り掛けられたら
　大きな不利を受けたのと同様のダメージを受ける馬ですからね。



サウンズオブアースは今回は勝つには展開が嵌る必要があるでしょう。
同馬の場合は切れ味に弱点があるのでダービーとJCで成績を落としている。
（しかし、今回は天皇賞春なので切れ味勝負になりにくいレースというのは良い）
切れ味勝負では負けるとなると、普通に差したら3着以下と予想されますので
その戦法で走ってくれると私としては人気馬が消えて嬉しいですが、
天皇賞春にありがちな、逃げ先行・マクリ戦法で来ると好走確率はあります。

逃げ・先行戦法で来た場合は、決め脚不足の馬なので先行有利の馬場バイアスか
展開（例えば離した逃げを打ってスローで恵まれるとか）なら1着もあり得るパターン。
逃げ・先行は、そこまで勝つ確率は高くない。

マクリなら自力で前を捕まえに行かなければ成らないですから、
それでスタミナを消費させられます。
しかし、天皇賞春は3200mという特殊性から３〜４角で弱い他馬が自然とバテて
楽にマクリを打てたり、先行勢がオーバーペースで自然と全馬タレて来たりする
展開も考えられます。(可能性は高くはないでしょうが)

結論をまとめるとサウンズオブアースは、厳しいペースで前が苦しくなった時に
マクリが嵌ると勝てそうだと思います。



アルバートは、パワーとスタミナで勝負するタイプで、京都芝の良馬場は割引材料と
考えますから私は３着以下かなと思うので消し評価です。



キタサンブラックは、菊花賞馬ですからスタミナ十分と思われるかも知れないですが
私の記憶が確かならば、あの菊花賞は展開が嵌ってのラッキーな勝利と私は予見してて
実際にそうなったので菊花賞の1着は鵜呑みにはできません。

有馬記念３着が同馬の実力と考えるべきでしょう。
（十分素晴らしいですが）
今回は菊花賞以上に恵まれた１枠１番。
逃げ馬ですから、最短距離で素早くハナを主張できてかなり得です。

あとは武豊騎手にはG1を逃げて勝つだけの体力は残されていないですから
自らで早いペースにはしないでしょうし、早仕掛けもしないと予想されます。

馬の実力と騎手を総合して評価すると、１着は厳しく、２着はあり得て、３着はかなり濃厚。
こんな感じでしょうかね。




トーホウジャッカルこそは、ザステイヤーという馬ですが、
鞍上は長距離は向きませんし、最近の同馬の調子が悪いのが気になります。
体調万全なら軽視できないですが、当日の体調ばかりは私も知りようがありません、、、、
常識的に考えると調子は急に戻ったりしないと考えるべきですかね。

人気が無いなら２着までの馬券には入れたいですが、人気なら消したいと思います。
本来なら、この馬が調子良いとゴールドアクターに早めに競り掛けるので
ゴールドアクターにとって疫病神だった筈。
そして差し馬の台頭も期待できた筈ですけどね。