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2017/06/04 23:06

安田記念と京王杯の時計関係

前走レース別データ分析で、京王杯SCでは

 > (連対馬に限り)今走安田記念の走破時計が1:32:0以内

連対するには、当日の走破時計にまで言及しました。


そして、今日の安田記念の勝ち時計が 1分31秒5 でしたから、この項目はクリアされたのでした。


今日の安田記念での京王杯SC組の結果は、

  16人気17着 トーキングドラムは悪い。×
  3人気3着 レッドファルクスはイマイチ。△
  14人気9着 クラレントは悪い。×
  7人気1着 サトノアラジンはイマイチ。△(当日の馬体重増減で更に評価割引)

今年は安田記念に直結し辛い筈の京王杯SC組が浮上しましたね。



時計が速いという事は、「能力がある事の証明では無い」と何度も書いてきましたが
今回もそのパターンです。

京王杯SCを好走するような馬は、基本的に1400mを得意とするでしょう。
すると安田記念の1600mはG1という格上のレースでもあり、距離が長いです。

最近もどこかで書きましたが、距離適性が短い馬をゴールまで持たせるには
トラックコンディションを普段以上に良くしてやれば可能です。

つまりどんな馬が走っても時計が速く出せる馬場を用意すれば距離不安は
逆に優位性に変わります。本来の1600mベストの馬にとっては距離適性が合わなくなるのですから。


データ的にまとめると
過去10年の安田記念で、前走京王杯SC組の連対馬は4頭で、

 2015年 1分32秒0 ヴァンセンヌ
 2012年 1分31秒3 ストロングリターン
 2012年 1分31秒3 グランプリボス
 2011年 1分32秒0 ストロングリターン

こういう時計だったので、高速時計が出る馬場ならと解ったのでした。


因みに、今日の東京芝は、

3R 3歳未勝利1400mで1:21.7  
4R 3歳未勝利2400mで、勝ち馬の上がりタイムが33.5秒。

どんなに能力が劣る馬であっても速い時計で走れる馬場でしたし、それは香港勢を迎え撃つ為に準備されたものでしょう。
今日の東京芝は馬が走ると内から4頭分くらいまで、少し砂埃が立っていました。
これは馬場が乾燥している事を意味します。
つまり、散水量を控えたとか、そういった工夫がされたとも想像されます。

私は当日の時計を見て判断するので邪推しても仕方ないですが、
香港馬が出走する予定がある時に起こりがちな現象であるとだけは書いておきます。


ついでなので、最近のレコード事情にも触れます。

今日の阪神11Rグリーンステークスは、レコードでした。
このレースは1600万条件で勝ち馬はなんだか終わった様な戦績の馬が好走したものです。
同コースでは、神戸新聞杯G2や大阪ハンブルクCというOP競走が毎年行われているのに
それらを打ち破ってのレコード勝ちです。

もちろん、阪神では前日にも9R戎橋特別という1200mの500万条件で1:07.7
これはG2セントウルS級の時計なのでもう降級馬だからとかそういうレベルでは無いと言えます。
そもそも強い馬は降級なんかしません。



   速さ × 時間 = 距離


これを競馬の距離適性に応用すると

   スピード能力 × 持続時間 = 適性距離

馬場コンディションが極端に良い(路面が硬い、芝の草丈が短い、など)と
スピード能力を、普段のレースより長い時間持続させる事の手助けになります。
結果的に速い時計で走ってもバテるまでに時間が掛かるので、適性距離が伸びます。

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