ベルモントステークス　追加考察１

●ベルモントパークの馬場は、蹄に負担が来易い？


【米ＧIベルモントＳ】エピカリス出走取り消しで浮かび上がる米競馬場「砂」の壁
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000062-tospoweb-horse

そういえば藤沢和厩舎の、カジノドライヴという馬でしたね。
出走は可能と判断されていた時から、炎症と聞いて、確かに私もカジノドライヴと似たものを感じ取りました。



●アメリカ馬場の話題

ベルモントSのJRA公式サイトで気になるコメントがありました。

http://www.jra.go.jp/keiba/overseas/race/2017belmont/report1.html

＞「朝からの雨でメインコースの馬場が固くなっていると聞いたものですから・・・」


エピカリスの調教師の発言ですが、ちょっと私のこれまでの認識とアメリカダートの路面は違うようです。


以前にも書いたアメリカの馬場表記から考えても

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略表記　Fs　　　WF　　　 　　Gd　　 　Sl　　　 My　　 　　Sy　　 　　Hy　　　　　　　　　　　　
表記　　Fast　　Wet Fast　　Good　　Slow　　Muddy　　Sloppy　　Heavy
表記訳　高速　　湿速　　　　良い　　遅い　　泥状　　　泥んこ　　重い
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「Fast」の方が「Wet Fast」より時計や観念上でも高速馬場という扱いなんだと思いますが、
それなのに雨で馬場が固くなってしまうとは？？？

物理的に考えれば別にそこまでおかしくは無いとは思います。
アメリカのダート馬場は、ダートという言葉の通り、赤土が主で作られています。
それに湿り気を適度に与えたら、「雨降って地固まる」で硬くなるのかも知れないですね。




●賞金とレースレベルは正比例する

アメリカのクラシック戦線は各地のダービー馬が集まって、ケンタッキーダービーで
全米最強のダービー馬を決定するという話で、書き忘れていた事があったので、その話を。

アメリカには無数のＧ１がありますが、レースレベルはピンからキリまでです。
地域のＧ１的な存在から、全米Ｎｏ１決定戦までありますから。

判別方法は簡単です。

レースの賞金額を見れば解りますから。

アメリカでは、お金＝正義です。お金＝パワーです。お金＝真実の価値です。

私も細かい賞金に詳しくは無いので、この機に少し調べてみました。



ペガサスワールドカップステークス　１着賞金 7,000,000ドル

ブリーダーズカップクラシック　　１着賞金 3,300,000ドル

メトロポリタンハンデキャップ　１着賞金 650,000ドル

エイコーンステークス　　　　　１着賞金 375,000ドル

ビホルダーマイルステークス　１着賞金 240,000ドル

ゼニャッタステークス　　　　　１着賞金 180,000ドル

　

　　比較に日本のＧ１

ジャパンカップ　１着賞金3,000,000ドル

阪神ＪＦ　　　　　１着賞金650,000ドル


日本のＧ１は、牝馬限定でさえもＧ１に賞金格差はそこまで見られないですが、
アメリカは歪な感じになってます。メリハリがあるとも言えますが。


ついでに、アメリカの各地のダービーとケンタッキーダービーの賞金も調べました。


フロリダダービー　　　　１着賞金 589,000ドル
サンタアニタダービー　１着賞金 600,000ドル
アーカンソーダービー　１着賞金 600,000ドル

ケンタッキーダービー　１着賞金 1,635,800ドル　


当然ですが、各地ダービー　＜　Ｋダービー　ですね。


---つづく---