宝塚記念　１

○枠の話

キタサンブラックが宝塚記念でラッキーナンバーの８枠に入りました。

まず、一般論で何故、宝塚記念は8枠有利なのか？から考えます。

http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2017/0625_1/race.html

公式サイトのコース図で見ると、正面スタンド前直線奥の引込み線スタートが２２００ｍコース。
引込み線部分が外が良い馬場だからそうなるのでしょうね。

でも過去５年の阪神芝２２００ｍ全体では８枠はイマイチ悪い傾向。


※枠別成績の画像データ参照

そこで過去５年で宝塚記念当日の枠番データを調べました。
宝塚記念で過去に８枠が好走しているので８枠が回収率が良いのは当然ですが
８枠に実力馬が入って良い感じみたいです。

ラブリーデイやナカヤマフェスタも、後で考えれば実力馬でしたし、
既に重賞では活躍してました。
実力馬にとっては８枠は良い枠だという事だと考えられます。



陰謀論的な視点で、キタサンブラックの８枠入りを考えると、人気になるもう一頭のサトノクラウンだって
今回８枠ですからJRAが何かキタサンを勝たせようとしているという事は無いのかもしれませんね。
１〜７枠馬にはちょっと嫌なキタサンの配置でしょうけれど。

私の解釈では、JRAは競馬ファンにキタサンとサトノの対決を楽しんで欲しいというお膳立てに思えました。





○北島三郎の話

北島馬がG1を勝てば、スポーツ紙、一般の新聞、TV、ラジオ、ネット、などなどでまたJRA競馬のニュースが踊ります。
まさに最高の宣伝効果ですし、北島三郎の黒い部分を知らない人からすると、競馬というモノに好感を持つでしょう。

そして
時代はIRカジノに反対運動が起こっている最中ですし、ギャンブルの双璧であるパチンコ・競馬業界としては
北島三郎は賭け事の負のイメージを一般国民から消し去るオブラートになっているのは間違いないでしょう。

元ベイスターズの佐々木や三浦なども、同じ理由で馬主としては優遇されてそうです。




○少頭数の話

今年の宝塚記念が少頭数になったのは幾つか理由があると思います。

　・そもそも宝塚記念は微妙な時期の微妙な距離のG1で、元来、少頭数が普通だから

　・他陣営がキタサンとサトノの強さに勝ち目なしと考えたから

　・他陣営が展開的にもキタサンが崩れる可能性が低いという結論を出したから


上２つは、説明の必要はないでしょう。

私が陰謀論で書きたいのが最後の１つ。
他陣営は、今回もキタサンが楽に走れると見透かしているのでは？と私は思うのです。


---つづく---