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2020/10/04 13:22

2020年 凱旋門賞 2(エネイブル)

ここからは、エネイブルに関して考えてみます。


去年の凱旋門賞前には、エネイブルトレヴを比較して好走の可能性を考えました。

 ※詳しくは過去の日記の「凱旋門賞 と 血の濃度 2(エネイブル)」2019/09/21 を参照


その時の結論としては、


> トレヴは適性で凱旋門賞を連覇していた馬で、
> エネイブルは適性以外の面で凱旋門賞を連覇した馬
> だからエネイブルに関しては、柔軟さでの取捨は出来ないとなります。


このように柔軟さの観点からの取捨は出来なかったのでした。



しかし、今年はその前提が揺らぎました。


エネイブルは、これまでの生涯戦績が1度だけ3着に負けているだけで14戦13勝ですから。
>既に、硬い馬だろうが、柔軟な馬だろうが、どっちにしろ適性的な取捨は不可能なのです。

>仮に、エネイブルが柔軟な馬だとしましょう。
>と、すると、古馬初戦のセプテンバーS1着は、硬くなってしまったと普通なら考えるべきでしょうが
>凡走しても好走しても常に1着であるエネイブルにとってはセプテンバーSエクリプスSでの1着とは
>凡走なのか好走なのかが判断不可能なのです。


つまり、去年までは無敵の快進撃を続けていたエネイブルでしたが



去年の凱旋門賞 2着

エクリプスS 2着

キングジョージ 1着

セプテンバーS 1着



今年も既に1つ取りこぼしています。


普通に考えたら良い成績ですし、オール連対で成績も崩れていないと言えますが、

  14戦13勝  →  18戦15勝  やや成績が頭打ち気味というか

少なくとも底は見えた感じですし、絶対的な無敵の馬というイメージは無くなったと考えていいと思います。


そうなって来ると、柔軟さでの取捨も今年は可能になって来ます。



仮にエネイブルが柔らかさを武器に勝つ適性の馬だとしたら、
今年初戦のエクリプスSで2着というのは、当馬がまだ柔軟性を保っていると解釈できます。

※柔軟性の判別に関しては、詳しくは過去の私の日記の、
  2015/07/16 20:37 トレヴ (変化01)〜 トレヴの凱旋門賞 結果編 までを参照


そうではなくて、仮にエネイブルが柔軟さと硬さの中間的な適性の馬であった場合は、適性に左右されないので
近走の実力をそのまま発揮すると考えるのが普通で、(その場合は凱旋門賞は2〜3着程度だと判断するのが普通でしょうか??)
あと一応、注意すべきなのが、加齢による能力の低下が凱旋門賞で一気に表面化してしまうパターンです。
エネイブルが柔軟な馬であるなら、その可能性は極めて低いと考えて良いですが)


そして、キングジョージという柔軟な馬が苦戦しそうなレースを勝ち、前走も柔軟な馬よりも硬い馬の方が
得意とするオールウェザーの馬場を圧勝しているので、エネイブルは柔軟なタイプでは無いと判断して良さそうです。



しかし、今年の問題は、凱旋門賞の出走馬全体のレベルが低い可能性があって、例年の凱旋門賞では2〜3着程度の走りであっても
他も駄目過ぎて凡戦で勝ってしまう可能性が否定できないので厄介ですね。

   ---つづく---

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