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2014/06/15 20:29
東京芝の馬場状態 (2)
内を通った馬は3頭。
パドトロワは、逃げ馬ですから余程の馬場でないと、大ベテランでない限りは、内ラチ沿いを空けて走るのは勇気がいりますから、これは仕方がないでしょう。
そして、残りの2頭は、ダンスインザダーク産駒とハーツクライ産駒ですから、荒れ馬場で内を突く勝負に出てもそんなに間違っていなかったと思います。
ダンス産駒もハーツ産駒も荒れ馬場を無理に避けるよりも気持ちや位置取りの方が大事な産駒が多いですからね。
実際、ダノンヨーヨーの田辺騎手のコメントを見ると
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5着 ダノンヨーヨー(田辺騎手)
「腹をくくって内を攻めましたけど、馬場が悪くても頑張って伸びてくれました。
性格が大人になってきましたし、1600mにこだわらず、
もっと距離を延ばしてもいいかもしれません」
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内ラチ沿いが悪い事は百も承知で、でも、馬の気性の方を、より気遣っているのが伺えます。
さて、馬場に対する考察はここまでで、一方、レースのペースはどうなったのかを見ますと、
ハロンタイム 12.7 - 11.4 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.2 - 11.3 - 11.7
テン 3F 35.9 上り 4F 46.0 - 3F 34.2
明らかなスローでしたね。
よって、上がり勝負になり切れ味がある馬が差して勝ち、
2着にはラチ沿いを避けて先行した馬が粘りこみました。
連対2頭とも、内ラチから1頭分だけ空けて今日の馬場での最高の経済コースを走り、尚且つ、上がり勝負に向いた馬だったと言えると思います。
それには内枠というのも良かったでしょう。
連対馬は、枠とペースに恵まれて最高に上手く乗られたので、あまり今日の好走を高評価するのは良く無さそうですね。
おわり