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2014/07/26 20:29
アッシュゴールドに絡めた話 (闘志2)
闘志の話の続きは、何かスタートで煽り癖のある馬を例にして
進めようと考えていましたが、オルフェーヴルの全弟アッシュゴールドが
今日のデビュー戦で煽ったスタートを切っていたので、この馬を絡めた闘志の話を。
騎手を振り落とそうとする癖のある、オルフェーヴル。
煽ったスタートを切る癖のある、ゴールドシップ。
そして、今日のアッシュゴールド。
これらは、みんな父がステイゴールド。
ステイゴールド産駒には闘志が強い馬が多いようです。
一方で、短距離を先行するようなアメリカ系の血統馬は、だいたいがステイゴールド産駒並みの闘志を持っています。
ステイゴールド産駒とアメリカ系産駒の違いは、その闘志が前進する事に向かうか、空回りするかの違いであり、勿論、空回りし易いのがステイゴールド産駒の方です。
言葉を替えれば、アメリカ系は真面目な闘志で、ステイゴールド産駒は気性難です。
別に誰も興味ないのかも知れませんが、どうしてそうなるのかを解説しますと、
アメリカ系は闘志に加えてスピードを持っている訳です。
すると、1000mだろうが持ち前のスピードでハナに立てるので、それが闘志ある馬にとってはとてつもない快感になるのです。
(夜な夜な暴走行為をする暴走族の様なイメージですね)
ステイゴールド産駒には、そんなテンのスピードは有りません。
ですから、そういう快感は全く知りようがないので、スタートに関しては、空回りする事になるのです。
(暴走族に自転車を与えて真面目な走りを指導しても言う事聞かないイメージ。きっとスマホをいじりながら運転しやがります)
競馬用語っぽく、まとめ直すと、
・アメリカ系は、スピードと闘志タイプ
・ステイゴールド産駒は、スタミナと闘志タイプ
こうなります。
---つづく---