テンのデータ　　（闘志14）

本当はアメリカ系のスピードと闘志を書き出した時に出すべきデータでしたが、
アメリカ系血統が、どれほどテンのスピードを持っているかのデータにします。

データはより多く欲しいので、私の中でアメリカ群と考えている、オーストラリアとカナダで生産された馬も加えて、米系マル外としてデータにしました。

そして、時代に即したデータにしたいので、現役馬だけとしました。

まとめると、米・豪・加のマル外現役馬のデータです。

比較に使うのは、今の日本のスピード血統と言えば、ダイワメジャーか、キングカメハメハか、クロフネですから、今回はダイワメジャーで。


　　　　　　　　　初角１番手以内　初角２番手以内　初角３番手以内　初角５番手以内　初角７番手以下
米系　　　　　　　　　　１３％　　　　　　　２６％　　　　　　　３９％　　　　　　　５５％　　　　　　　３６％

ダイワメジャー　　　　１０％　　　　　　　２５％　　　　　　　３６％　　　　　　　５４％　　　　　　　３７％


ダイワメジャー産駒も、テンでかなりの前の位置取りを取っていますが、
それにも増して米系はハナ争いにこだわりを持っているのが判ります。

ダイワメジャー産駒よりも、少し米系の方が闘志で上回るので、ハナ争いにガムシャラなのでしょう。

このデータから、もし、競馬が１F目地点の速さを競う競技だったら、米系マル外が最強なんでしょう。
けれど実際のレースは、ゴールを先頭で走り抜けた馬が勝ちという競技なので、損な性分です。

日本の芝競馬は、道中で脚を温存して、上がり勝負が基本ですから、日本の芝競馬では米系マル外は闘志あり過ぎで、短気です。
ダイワメジャーや、キングカメハメハくらいの方が丁度良いと思います。

短気は損気とは、よく言ったものですね。