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2014/08/14 22:48
闘志とは暴走機関車 (闘志17 最終回)
ステイゴールド産駒が、先行させるとジリ脚になる理由は、勿論、スタートから闘志全開でガムシャラに飛ばすので
アメリカ系と同様に、ゴール前での余力も考えずに末脚が残らないからです。
別の表現をしますと、闘志が多い馬は、ブレーキのない車の様なモノです。
一旦、アクセル全開になるとガス欠になるまでは、止まりません。
日本の芝競馬は、道中脚を温存して、終いを伸ばすのが基本的に有利ですから、
闘志が多い、ブレーキが利かないタイプの馬では、スタートと最後の直線、どちらでアクセル全開にした方が有利なのかは、無論、後者です。
アメリカ系はスタートから闘志全開。
よって厳しいペースになり易いG1ではイマイチになる馬が多い。(能力は凄く高いのに)
ステイゴールド産駒は最後のバテ比べで闘志全開。
よって厳しいペースになり易いG1では無類の勝負強さを発揮する馬が多い。
ブレーキの利かない車に替えて、子供でも例えます。
子供の大好きな遊びは、親が止めなさいと言ってもなかなか止めないですから、遊園地なんかでは、親が無理やり家へ連れて帰ったりして止めさせますよね。
きっと親が止めなければ、子供はいつまでも体力の続く限り(飽きてしまうまでは)遊び続けるでしょう。
最終的には、体力の限界でお腹が空いて眠くなって家路に着くのでしょうけれど。
闘志というのは、好きな目標に懸命に打ち込む事になり、逆に、嫌いな事は絶対やりたがらない。
そういう脳の機能なんですね。
蛇足
ステイゴールド産駒はデビュー戦での勝率5%程度と書きましたが、ステイゴールド産駒でG1を勝った馬はデビュー戦での勝率100%でした。
G1を勝つ様な馬ですから、スピードもかなりのレベルのモノを持っているという事でしょう。
デビュー戦から勝つ様なG1級の馬の場合は、なかなか初勝利が挙げれない馬達より、かなり万能な馬なので
得意のスタミナ勝負以外にも対応できる面があります。
モタつくという弱点から開放されたステイゴールド産駒は、レース全体での苦手意識が薄いでしょうから、
よりレースに勝つ事に、闘志を燃やしている馬が多いかも知れません。
---おわり---
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星星星さん
つづき
今年のゴールドシップの宝塚記念は、横山騎手が仕掛けていなにのにゴールドシップ自身が前に付けてましたよね。
スタートは最後方でもゴルシ自身が100mくらいしてから先団の後ろ辺りまで脚を使って位置を取りに行ったのには、スタート苦手でも暫くして前に取り付くのはステイゴールド産駒にはありなのかも?とか、これはゴールドシップが凄く強いからバテなかったのであって、条件クラスのステイゴールド産駒がやったのではバテてしまうのかな?とか、いろいろ考えてしまいました。
基本的には、ステイゴールド産駒以外の馬が、あんな掟破りの戦法を使ってもバテるとは思います。 -
星星星さん
hajacoさん、コメントといいね!とファイト!ありがとうございます。
金八先生だったらステイゴールド産駒がモタついても腐ったみかん扱いせずに、そのスタミナを生かす条件を使うなどの出来る限りの工夫をしてくれそうですよね^^
つづく -
hajacoさんがファイト!と言っています。
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hajacoさんがいいね!と言っています。
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hajacoさん
思い当たる節が多いですねw
俺はステイのファンですから、非常に思い当たる節が多いですw
面白いですね。
このヤンキー達が、金八みたいな良き指導者に会えるかどうかも、
勝ち上がりに作用してるんでしょうねw
最近では横山Jとゴールドシップが人馬のコミュニケーションで話題になりましたが、
これがその例に当てはまるかは置いておいて、
やっぱりああいう競馬を教えられるジョッキーがどんどん少なくなっているのは、憂慮すべき事なんでしょうね…。