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2014/10/23 00:16

レッドリヴェール(闘志全開血統の牝馬の性 1)

まず、大前提として、レッドリヴェールは血統的にG1獲りが難しいタイプです。

それは、ステイゴールド産駒の牝馬だからです。
闘志全開で走るタイプの血統であるステイゴールド産駒は、他種牡馬と比して、馬体が細く出やすいという特徴があります。
それが牝馬となれば、もっと細く出やすいです。
実際に、レッドリヴェールの馬体重は阪神JF時で418キロです。

闘志全開の気質というのは、無いと競走意欲が薄いので困りモノですが、
有り過ぎると、その馬体のカロリーを必要以上に消費するので馬体が萎んでしまうからです。
(有名な闘志馬であるセントサイモンは日常でも、多量の発汗をしていたそうです。そういうイメージです。)

G1レースを走り切るには、最低限の馬体が必要ですから、ステイゴールド産駒の牝馬はG1が苦手というか、勝つチャンスが低いです。

よって、ステイゴールド産駒の牝馬がG1を勝つなら、まだ馬体重が他の馬も伴わない2歳のG1が最大のチャンスになります。
勿論、レッドリヴェールの競走能力が高かった事や、母父Dixieland Bandが2歳で完成する血などが揃ってこその優勝でしたが。

そして、優勝の原動力としての大きかったもう一つの要素が、騎手。
札幌2歳Sから阪神JFのローテでしたから、3ヶ月以上の間隔があり、レース感としてはかなり微妙ですが
それでも岩田康騎手が4角4番手でレース感を与えている効果もありました。
加えて、阪神JFの鞍上が戸崎騎手ですから、豪腕というのが合ったのも大きいです。
闘志全開だけど牝馬で繊細、なのに札幌2歳Sの様な雨のタフな重賞を勝つ馬は、綺麗に無難に乗っても良さは出ません。
外人や地方上がりの騎手の豪腕がピッタリです。

阪神JF優勝は、そういった要素が揃ったので達成できた針の穴を通すようなものでした。

---つづく---

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    2014/10/23 19:52 ブロック