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2014/11/05 06:48
スピルバーグ 1(ディープインパクト産駒)
私はスピルバーグを、さっき真剣に考え始めたので、今後、この馬について新しい発見があるかも知れないので
その時は、お許しください。
まず、スピルバーグの事を書くなら、大前提のディープインパクト産駒を考えましょう。
私がリーディングサイアーのディープをワザワザどんな産駒傾向か書かなくとも
皆さんの方が、より詳しいとは思いますが、順序を追って書きます。
ディープインパクト産駒は、最大の長所が終い脚です。
「コダマはカミソリの切れ味、シンザンはナタの切れ味」という、格言がありますが、
ディープ産駒は間違いなく前者、カミソリのタイプです。
勝ち馬の上がり3Fが33秒台以内になるレースで、他種牡馬の産駒を圧倒します。
それは、サンデーサイレンス産駒の最大の長所と同じなのですが、
同じサンデー系の種牡馬さえも、勝ち馬の上がり3Fが33秒台以内になるレースでは圧倒します。
(しかし、カミソリの刃は、スグに切れ味が落ちますし、
簡単に刃こぼれを起こすという短所も見逃してはなりません。
紙を切ったり、ヒゲを剃ったりする事はできても、薪を切る事は出来ません。)
で、スピルバーグの近5走の上がりを見ますと、全ての上がりで33秒台です。
私はディープ産駒全体の傾向を知りませんが、多分、これはディープ産駒としてもかなり安定した上がりタイムなのではないでしょうか?
従って、スピルバーグは典型的なディープ産駒らしい長所を持った馬で、強い馬と言えると思います。
ところで、近5走で唯一負けた毎日王冠が、近5走でテンが一番速いレースだったのは、偶然ではないでしょう。
カミソリの刃の切れ味が鈍るのは、テンが速くなる事でずっと脚を使わされる展開です。
1度使うとスグに切れ味は落ちてしまうのです。
日本刀でも、戦で人を3人も切れば、全く切れ味が無くなってしまうと読んだ事があります。
現代的な例えにするなら、皆さんも綺麗なテスト用紙の端で、指などを切ってしまう事があるかと思います。
(私は、笹の葉でも指を少し切った経験があります> <;)
しかし、それによって切れる傷は、どんなに大きくとも細い縦線で5cm程度ではないでしょうか?
深さもそれ程ではないでしょうし。
そんな、綺麗なテスト用紙や笹の葉ですが、それを使って何回も切る事は出来ないでしょうし、
長い距離を切るのも難しいと思います。
それらの切れ味を最も進化させて医療用にしたのが「メス」なのでしょうが、
ドラマなどで凄い数のメスが用意されている様子を見るに、きっと切れ味の問題で次々に新しいメスを使わなければならないからだと思います。
ヒゲ剃りの5枚刃などは、競馬で言うと、ディープ産駒が1レース5頭出しでズルイぞw
そんな感じです。
これ以上、切れ味の話を長く書くと終わりが見えないので後はざっと表現しますと、
データは採ってませんが、ディープ産駒は、テンや中間ラップが速くなると、上がりで切れ味を発揮できないタイプです。
---つづく---