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2014/11/05 22:44
スピルバーグ 6(評価END)
スピルバーグの評価を
スピルバーグは、スローの高速差し馬場に適性が高い。
天皇賞秋は、その適性が嵌ったのと、レース感を得ての激走と考えるべきで、
実力は毎日王冠2着とか、その辺が妥当と見ます。
そして、この馬は、トーセンラーの下なんですね。
そこでトーセンラーもG1馬ですから、今、京都大賞典→マイルCSをパトロールビデオで観ました。
京都大賞典(11番、橙帽、青と緑のトーセン勝負服)
http://web-cache.stream.ne.jp/web/jra/onetag/subwindow.html?movie=rtmp://fms-jra.stream.co.jp/jra-fms/_definst_/mp4:jra_seiseki/2013/1006/201304080211a&ua=4&type=2&thum=
こっちも、弟の毎日王冠に負けず劣らずの、物凄いぶつかり稽古ですね。
4角を回り終えて直線に向いた地点で、一列目に並び掛けているマクリは秀逸ですし、
並び掛けた相手がゴールドシップで、その横綱クラスと壮絶なぶつかり稽古。
そして、ゴール前では、外から来た別の馬と、もう一番。休み明けでレース感を得るレースとしては満点だと思います。
幸騎手がこうしたのは、恐らく、ゴールドシップを潰せとの指令があったと思われます。
普段は全く持って、何もしないのが特徴ですし、彼は社台グループの忠実なロボットですからね。
マイルチャンピオンシップ(5番、赤帽、青と緑のトーセン勝負服)
http://web-cache.stream.ne.jp/web/jra/onetag/subwindow.html?movie=rtmp://fms-jra.stream.co.jp/jra-fms/_definst_/mp4:jra_seiseki/2013/1117/201305080611a&ua=4&type=2&thum=
これこそが、レース感を得た馬の走りです。
アレだけの馬込みですが、馬自身が自ら勝つ為に、空いている場所に自然と入っていきます。
普通は、2400mから1600mに距離短縮すると、自身の生涯最速上がりを更新したりする筈ないんですが、この時のトーセンラーには特別な力が付与されていたから出来ました。
勿論、ディープ産駒でマイルで高速馬場などの血統的背景もなくてはなりませんが。
スピルバーグとトーセンラーの比較ですが、正直、どっちも良い馬で甲乙付け難いです。
私の趣味で言うと、スピルバーグの方が上がり3Fの速さに魅力を感じますが、
それは、適性なので絶対能力とは違うという事になります。
両馬の良い所は、2200mなどで先行できる自在性だろうと思います。
先行すればレース感を得られる訳で、次のレースで好走する可能性が上がると考えられます。
丁度、良い具合の闘志を持った兄弟です。
スピルバーグの今後を考える
要は、レース感をトライアルで得て、本番でスローの差し馬場ならG1を獲れる可能性が高い筈ですから、ジャパンカップはチャンスありでしょう。
逆に、それ以外のG1では、余り過剰な期待はできないと思います。
スピルバーグの絶対的な能力が毎日王冠2着くらいだと仮定すると、
ステップレースではレース感を得る競馬をしながらも、3〜5着に負ける惜しい競馬の後に本番を迎えるのが、より期待が高いでしょう。
その考え方を逆手にとって考えますと、
得意の休み明けでスロー差しが嵌って勝つなら、本番で勝つのは厳しいと思われます。
よって、来年からのスピルバーグの生涯戦績は、ステップレースを勝つにしても負けるにしても、どちらになるにせよ、連勝連勝で続く事は無いのでは?と予測します。
---おわり---