ステイゴールド産駒牝馬のおさらい

今回は、G1から離れて、ステイゴールド産駒牝馬を考えてみようと思います。
今日の京都１０R衣笠特別でウインプリメーラというステイゴールド産駒が優勝したのを見たからです。

G1を離れて考えると言っても、基本的には同じです。

ステイゴールド産駒牝馬は、以前、書きました通り

・他種牡馬と比して、馬体が細く出やすいので、馬体の維持（できれば増えて欲しい）
・牝馬だから繊細だけど、闘志が多いのでタフなレース向き、よって外人や地方上がりの騎手の豪腕が合う
・闘志が空回りの状態では好走しづらいので、調子の維持と成績の維持


馬体

ウインプリメーラは、桜花賞出走時で430キロ。やはり細い。
重賞の戦績で、唯一馬券に絡んだアルテミスSの馬体重増減はマイナス８キロ。
このパターンでも３着できたのは、２歳牝馬限定重賞だったのは大きい。
しかし、３着までだったのだから、430キロで増減マイナス８キロと、かなりの減り方だったのと、
出走メンバーが大きい馬が多かったのが要因だと思われます。
（1人気馬478キロ、2人気馬450キロ、3人気馬474キロ、4人気馬494キロ）

近走でそこそこ好走していますが、ひとつは４４０キロ台に馬体を増やせている事が要因でしょう。


騎手

ウインプリメーラの場合は、今のところ岩田康騎手が１度と内田博騎手が１度乗ったのが、
地方上りの騎手の騎乗ですが、主戦の和田騎手も、外人や地方上り程ではないにしろ、
中央騎手としては良いでしょう。
（先行させるので有名な和田騎手ですが、ステイゴールド産駒には、本来、先行する競馬は合いません。
しかし、先行させるとレース感には良い。そういう面では地方騎手に近い部分もある。）

今後、重賞で連対するには、素直にいつもの先行する競馬を捨てて、差す競馬をするのがベストだと考えます。


調子

ウインプリメーラが勝ったレースの前走を見てみましょう。

1勝目、前走２着
2勝目、前走G２を５着
3勝目、前走２着

やはり、調子と成績の維持は大事ですね。
馬券圏内に入った時の前走も、各自で考えてみて頂ければ、同じ縛りがあると分かって貰えるでしょう。



最後に、今日の衣笠特別を勝てた要因を考えてみましょう。

牝馬限定戦というのもあり、出走馬の馬体重と、ウインプリメーラの馬体重でも、格差が無かった。
（1人気馬444キロ、2人気馬450キロ）

和田騎手が内を突く地方騎手ばりの激しい好騎乗。

前々走３着、前走２着で、空回りの無い、調子の良い証拠でしょう。
休み明けなので、本当に調子が良いかは、微妙ですが。


微妙な要因としては、マイナス２キロだった事。
勝ったので、別に問題は全く無かったという事ですが、馬体は減らない事に越した事ありません。
もし、440キロ台を切ってたら、負けていたんじゃないかと、私は思います。


今後も、３つの課題を満たして貰って、ウインプリメーラには好走して欲しいものです。

---おわり---