競輪
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2015/01/10 07:54
ディープインパクト産駒（G1勝ち編04）
前回までで、ディープ産駒の得意な「Sペースの上り33秒台の差し競馬」が、
どうして日本の芝競馬で有利になるのかを、構造的な理由から書いてきました。
しかし、ディープ産駒も、いつもSペースの33秒台だけしか好走できないというわけではありません。
当たり前ですが、相手が弱かったりしたら好走するでしょうし、
なんだったら、スローで34秒台程度なら、適性に近いので、ちょっとだけ弱い相手になら好走できる筈です。
でも、阪神JFのペースは平均ペースで、勝ったディープ産駒ショウナンアデラの上りは34.0秒だったので両方の条件を満たしません。
挙句、G1なので強い相手ですし。
それでも勝てたのには、たくさんの要因がありますが、全てに、あるキーワードが関係します。
簡潔に表現すると「上りのスピード勝負の手助けになる要因」です。
Sペースの33秒台＝上りだけのスピード勝負
ディープ産駒が得意な展開を、雑にですが言い換えれば、上りだけのスピード勝負です。
ディープ産駒は、テン〜道中がスローで、上り33秒台の差し合いに適性が高いのでした。
ですから、それを補強してくれる、「上りのスピード勝負の手助けになる要因」があれば
平均ペースでも、上りタイムが掛かっても、G1で相手が強くても、本来の適性での走りに
近いパフォーマンスが出せるのです。
その要因も、ディープ産駒の適性に気付いた時から予測がついていました。
私は、ディープ産駒の上りスピードを、具体的に33秒台と表現していた訳ですが、
本来的には数字に拘る必要はありません。（数字にしているのは、分り易いからです）
要は、ラストで凄く速い脚を使う展開が良いのです。
ラストで凄く速い脚を使うには、具体的にどうなればそうなるのかを考えれば、予測は簡単です。
それには逆から考えるのが早いでしょう。
ラストで凄く速い脚が使えない条件。
・コーナーがキツイ
・直線が短い
・ロングスパート
・重い斤量
・力の要る馬場
で、その裏返しの条件が、ラストで凄く速い脚が使える条件。
�．魁璽福爾�緩い
��直線が長い
��スパートが遅い
�し擇ざ堽�
�ノ呂陵廚蕕覆で肋�
更に、ラストで凄く速い脚を使うのですから、大前提に入れている��Sペースである事も条件になりますね。
これでラストで凄く速い脚が使える条件を書き終えましたから、
それらをどうやって満たすのかという説明に入ります。
最初は、物理的で解説しやすい斤量の話からしましょう。
---つづく---
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