競輪
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2015/01/11 11:22
ディープインパクト産駒（G1勝ち編05）
ラストで凄く速い脚が使える補強要素を、具体的に説明します。
最初は、物理的で解説しやすい斤量の話からしましょう。
■斤量
Q.ディープ産駒のジェンティルドンナ。有馬記念を斤量55キロで走った場合と、
斤量57キロで走った場合とでは、どちらがラストで凄く速い脚を使う可能性が高いでしょうか？
A.そんなの、�ざ堽未�軽い55キロの方に決まってますよね。
（実は、ジェンティルドンナは牝馬なので斤量55キロでの出走ができたという裏事情がありました）
斤量の話は十分でしょう。小学生でもこの意見には疑問を持たないでしょうから。
■マイル
マイルも補強要素です。
阪神コース
http://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/course.html
阪神芝・外回り・マイルを見てください。
⊃の形をしていますよね。
そして、外回りコースなので�．魁璽福爾�緩く、�∈埜紊猟樟�が長い。
例えば、阪神芝・内回り１４００ｍと比較した場合、コーナーが緩く、最後の直線が長いですし、
阪神芝・外回り１４００ｍと比較した場合、最初の直線が長い。
コーナーが緩いのと、最後の直線が長い事は、先にも書いたので
ラストで凄く速い脚を使うのに適しているのは分って頂けると思います。
そして、最初の直線が長いというのは、最初のコーナーまでの距離が長く
先行争いが忙しくない可能性が高い事を表します。
先行馬にとってはコーナーで距離ロスのない内を走りたい気持ちがありますから、
そうなり易いのです。
マイルコースが基本的に⊃や⊂の形なのは、
主催者側がマイルコースを最も内枠外枠に平等で走り易い形に設計しているからです。
走り易い形のコース＝ラストで凄く速い脚を使い易いコースでもあります。
この理屈が正しい証拠に、例外的なマイルコースである中山芝コースを考えて見ましょう。
中山コース
http://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course.html
中山芝・外回り・マイルを見て分るのは、
おむすび形をしている事です。△（三角形とはちょっと違いますが）
そして外回りとは名ばかりで、３コーナー付近で内回りと外回りが合流しています。
更に、他のG1マイルコースより、直線が短い。
そんなコース形態ですから、ディープ産駒は、中山マイルの唯一のG1である
朝日杯FSを勝てていませんでした。
（※調べていませんが、他のマイルG1は、多分、フルコンプリートしているのではないでしょうか？？？）
しかし、それも過去の話で、2014年の朝日杯FSはディープ産駒ダノンプラチナが遂に勝ちましたね。
勿論、それは2014年からは阪神コースで施行される様になったからに他なりません。
もし中山のままだったら、どうだったかは怪しいものです。
怪しい程度なのは、中山時代の朝日杯FSでもディープ産駒は惜しい競馬はできていたからです。
出走はたったの３頭のみで、
アトム. １番人気５着
リアルインパクト .４番人気２着
リベルタス ２番人気３着
それでも中山マイルG1は苦手だったのは明らかで、朝日杯FSで２着に好走したリアルインパクトは、
東京マイルG1の安田記念では優勝しました。
朝日杯FSで２着だった馬が、半年後には古馬相手に安田記念を勝ってしまうのです。
上りタイムも見れば、更に分り易いでしょう。
2010年 朝日杯FS
上り
1着 34.5秒 グランプリボス
2着 34.8秒 リアルインパクト （ディープ産駒）
3着 35.0秒 リベルタス .（ディープ産駒）
4着 34.9秒 サダムパテック
5着 34.6秒 リフトザウイングス
2013年 朝日杯FS
上り
1着 35.3秒 アジアエクスプレス
2着 35.7秒 ショウナンアチーヴ
3着 35.8秒 ウインフルブルーム
4着 36.2秒 マイネルディアベル
5着 35.9秒 アトム （ディープ産駒）
2010年朝日杯FSの方は、位置取り的にディープ産駒が前目なので、
速い上がりタイムが出にくい面はいなめないですが、中山でなければそれでも
速い上りで走るのがディープ産駒というものですから、やはりタイムから見ても苦手なんでしょう。
---つづく---
- ジェンティルドンナ
- フルコンプリート
- ダノンプラチナ
- アトム
- リアルインパクト
- リベルタス
- グランプリボス
- サダムパテック
- リフトザウイングス
- アジアエクスプレス
- ショウナンアチーヴ
- ウインフルブルーム
- マイネルディアベル
