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2015/02/05 23:11
ディープインパクト産駒(G1勝ち編16)
ショウナンアデラが勝った2014年阪神JFの続き
阪神JFの場合は、ディープ産駒牝馬は出走した時点で自動的に補強要素が4以上になります。
そうなると平均ペースまでなら勝つ確率は高いです。
Hペースまで行くと流石にキツイのかなと思いますが、それでも勝っても不思議ありません。
過去の阪神JFのディープ産駒最先着馬
20014年 35.0-35.2 Mペース ディープ産駒最先着1着
20013年 34.2-35.5 Hペース ディープ産駒最先着2着
20012年 34.1-36.4 Hペース ディープ産駒最先着7着
20011年 35.8-34.7 Sペース ディープ産駒最先着1着
20010年 35.8-34.5 Sペース ディープ産駒最先着11着
このレースはHペース以外ならディープ産駒を買わない手はないでしょう。
因みに、2010年に出走していたディープ産駒は、このレースで大敗するのですから単純に能力的に弱かったです。
重賞レベルにすらありませんでした。
ディープ産駒がG1を勝ったときに補強要素はここまで。
次はフィリーサイアー全般の話もします。
●フィリーサイアー・ディープインパクトと、その他のフィリーサイアー種牡馬たち
ディープ産駒の代表と言えば、G1を7勝したジェンティルドンナで皆さんも異論ないでしょう。
では、次点の産駒と言えば?、、、微妙ですよね。
そして、もっと質問されて困るのは、ディープ産駒の牡馬の代表産駒は?というものでしょう。
キズナ、ディープブリランテ、スピルバーグ、ダノンプラチナ、、、、
たくさんG1馬は居ますが、突き抜けてコレ!と言える牡馬は存在していないのが現状です。
それはある意味、偶然ではなくて、ディープ産駒牡馬の場合は、その武器である柔軟性が
年を重ねる毎に失われるからG1で詰んでしまうのです。
柔軟性が失われたディープ産駒牡馬というのは、サンデー系の自分よりも若い世代の牡馬に
瞬発力勝負では負け、持続力勝負では他の種牡馬産駒に負けるので、弱い相手なら兎も角、
相手が強いG1競走では勝つチャンスは少ないからなのです。
フィリーサイアーという言葉があります。
牝馬にばかり活躍馬が多い種牡馬の事なのですが、そうなる理由は、ほとんどが種牡馬の適性による結果が多いです。
ディープ産駒なら牝馬の様な柔軟性が武器であるから、牝馬に活躍が片寄る。
他には、タニノギムレット産駒、スペシャルウィーク産駒、クロフネ産駒、などもG1では牝馬優勢で、
これら3種牡馬は、闘志が有り過ぎて牡馬だと抑えが利かない傾向があるので、
牝馬だとやや闘志が少なく出る分だけ、丁度良い闘志の高さになり、その結果、男勝りなG1馬が牝馬に生まれるからです。
かなり脱線しますが、具体例を挙げますと、
タニノギムレット産駒ウオッカは、見た目も、走りも牡馬の様でしたし、なんと言っても日本ダービーの勝ち馬です。
スペシャルウィーク産駒シーザリオは、アメリカンオークスで小回りのコースをとんでもない位置から早めに仕掛けられてマクリを打ち、直線では独走する牡馬並みのパワーを持った馬でした。
クロフネ産駒カレンチャンは、あの世界のロードカナロアにも勝った事のある、スプリント路線のチャンピオンでした。
---つづく---