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2012/12/21 00:36
今週に向けてのメモ 〜有馬記念〜
今井さんの予想メソッドは聞いている分には面白い。馬のストレス、という着目点は素晴らしいと思います。特に有馬記念はここで今年最後という馬がほとんどで、概ね激走を重ねてきた馬ばかりで、いわゆる「目に見えない疲れ」も含めてストレスの観点から見ることは非常に有効でしょうね。実際に合理的に考えて沈むはずのない馬たちがことごとく沈んできたのが有馬記念。穴馬の激走、というより有力馬の沈み、というところでは今井さんの考え方は非常に参考になる。今回netkeibaコラムで有力馬を斬っていましたが、大いに参考にします。
しかし自分はそれを「血統」という枠組みで語るのは根本的な問題で違うという風に考えます。太陽の周りを地球が回る計算も、地球の周りを太陽が回る計算も実は同じく成り立つ。他との相関で地球の周りを太陽が回ることはあり得ない。
馬の精神は人の精神も同じ、残念ながら血統・血筋を避けられない。しかしそれはパーセンテージとしてさして大きくないと思います。そして競走馬は父が生育に関わることが100%ない訳ですし、もし血統でサラブレッドの精神論を語るのであればむしろ母系の血統を追うべきでしょう。
有馬のメンバーでは現時点では中山2500という条件や血統も含めてルーラーシップ・ゴールドシップ・ダークシャドウの三頭が抜けていて、僅差でエイシンフラッシュ、他はやや差があると見ます。紛れが起こらない展開と精神状態ならばこの4頭で十分です。しかし紛れが起こる展開と4頭の精神状態が危ういならば、特に前残りが非常に怪しい。前の馬では順にアーネストリー、ダイワファルコン、ビートブラックを押さえます。逆に後ろの馬ではオーシャンブルーとスカイディグニティの取捨に悩む。今のところこれらの馬券検討で十分と見る。