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2013/05/11 22:08
J1/名古屋vs横浜FM
J1リーグは第11節。リーグ戦ではあるものの、今節を含め今後の試合には各クラブやサポーター、ファンにとっては興味深い一時が続くのかもしれない。その理由は5月15日で20周年を迎えるJリーグに他ならない。
名古屋グランパスvs横浜F.マリノス。両チームは当初からJリーグに参入している10チーム「オリジナル10」。特にこのオリジナル10同士のカードではこれを記念試合と銘打って、様々なイベントが行われていく。
名古屋では本来の赤を基調としたユニフォームではなく、黒を基調としたユニフォームでホームゲームはオリジナル10、今回は過去にも名勝負を繰り広げてきた横浜を迎えて試合に挑んだ。
リーグ戦で最近調子を落としている両者だが、順位は明と暗。特に名古屋は連敗中。「20年」と言う長い歴史を積み重ね、いつもとはまた違う雰囲気の中で「仕切り直し」としたいところ。それは横浜も同じだったと想像されるが、試合は名古屋が優勢に進めて行った印象がある。
後半に入って先制したのも名古屋だった。PKからゴール。しかし、ここで慌てなかったのが上位の横浜。
CKから同点にすれば、名古屋が追加点を挙げそうな中でさえカウンターからあっさり逆転点に成功する。
試合も終盤で1点差。何としてもドローには持ち込みたい名古屋に絶好のチャンスが訪れる。今日2回目のPK獲得。しかし、これを失敗する。後にはこのシーンが名古屋にとって全てだったか。
このPKのジャッジに不服を表した横浜・樋口監督は退席処分になっていた。ジャッジ自体も疑問は自分も感じていた。
指揮官の勝利への執念が横浜は実った形。「これはPK失敗で正解」。決めるところで決めないと相手に「流れ」を明け渡してしまうのがサッカー。
メモリアルなユニで善戦した名古屋だったが、「何か」が足りなかった。横浜が上位に位置する意味を示したような勝利だったように思う。