復興支援スペシャルマッチ

あの震災から選手やクラブが「忘れずに 出来る事」で支援を続けているJリーグ。今年は6月16日に復興支援試合が行われた。


各クラブのファンやサポーターを中心に色とりどりに国立競技場を約4万人が埋め尽くした中で、東北出身選手を中心に構成された「JリーグTEAM AS ONE」とファン投票中心で構成された「Jリーグ選抜」が対戦した。


先制はJリーグ選抜。ゴールに絡んだ広島の選手は佐藤だけながら、広島さながらの見事なパスワークから彼がフィニッシュ。
チームアズワンは松井が随所に存在感を発揮。ルーレットのミスはご愛敬か。そのこぼれ球を蹴り込んで同点。1-1で前半を折り返す。


前半もそうだったが、後半は真剣勝負とはまた違うサッカーで選手達は楽しませてくれた。

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チョン・テセ、放った強烈なシュートが稲本のお腹に直撃！(もちろん誤って)。決定機を外し公式戦さながらに悔しがる場面も。

前半で代わったはずの闘利王、後半に金崎のゴールでチームがビハインドになるとみるやピッチにFWで再出場。そのどフリーだった闘利王にラストパスを出さなかった森島にはブーイングも(笑)

前半で魅せた松井。後半からはベンチも、コンディション不良で出場出来なくなった森本のユニを着て再出場。しかしこれはNG。日本特有の暑さの中、自分のユニをさらに着てピッチへ(笑)Jクラブ復帰？


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柿谷や高萩の高度なトラップ、中村俊輔の高精度のセットプレー、小笠原vs原口のマッチアップ。闘利王の遠慮無しの攻撃参加で、守備一辺にさらされた元代表の相棒中澤等々(笑)。去年同様に「サッカー」で楽しませてくれたJ選手達。
シュートを大きく外そうが、オフサイドの微妙な判定があろうと、そこは流していいのが特別試合。
観客もテレビ実況の八塚さん＆解説の水沼さんでさえ楽しんでるのが伝わってきたのが、サッカーファンとして嬉しかった。


試合終了後はスローガンのバナーを持って選手達が場内を一週。
支援活動の代表的な存在と言ってもいい鹿島・小笠原は「(この試合を機に復興の)スピード感に繋がって
らいたい」。引き続きあの震災を忘れずに自分が出来る事をやっていきたいと、改めて思わせてくれた試合だった。