556件のひとこと日記があります。
2013/07/06 22:30
J1/名古屋vs清水
今日から再開&後半戦とも見てとれるJ1リーグ。
各スタジアムで再開され、豊田スタジアムでは名古屋と清水が対戦。
中断期間にガラリと変えたというなら前者の方か。対戦相手が名古屋との戦い方に慣れ、5連敗という光が見えない状況に陥っていた名古屋。主にシステムを変更。非公開練習も過去にない2日連続で実行するなど、いつもとは様相が違う事を物語っていた。
ピクシーことストイコビッチ監督曰く「出来る準備は全てした」という言葉がこの試合の序盤からピッチで表現されていた。
前半序盤は名古屋ペース。何かと不調だったFWケネディのコンディション良も手伝ってか、決定機を多く作っていた。その勢いそのままに彼のポストプレーから小川が決め、名古屋が先制に成功する。
しかし、波に乗り切れない事が失点で垣間見れた。高さがストロングポイントの名古屋がCKから失直ぐ様失点。その後も清水に主導権も握られ後半へ。
チームのこれからを見据え、若い選手を積極的に起用する清水のゴトビ監督。ベンチに高木や石毛といった若く前への推進力が魅力な選手を敢えて途中交代で?。平均年齢は若いとは言えない名古屋としては、試合終盤での勝負は避けたかったところと予想されていた。
しかし、試合を決めたのはその試合終盤だった。
この試合を落とせば今後に影響が出かねない名古屋。ゴール前で次々と味方選手が潰れ役になったこぼれ球を小川が、後に決勝ゴールにもなった決定機をモノにする。気持ちで繋いだようなクラブにとっても貴重な勝ち越しGOALだった。
どうしても勝ちたかった名古屋。とにかく勝ちたかった事を監督のピクシーの姿が象徴していた。決勝ゴールが決まった途端、勝利を確信したかのように飛び跳ねてガッツポーズ。大型ビジョンにそれが映ればホームの観客も大拍手。試合終了後もいつもは意外にも滅多に取らない行動を彼が特にゴール裏のサポーターへ拍手を送れば、途端に観客は拍手でまた返す。
名古屋グランパスにとって彼は特別な存在。忘れかけていた勝利の喜びをピクシーと共に。
選手達も闘莉王を中心に気迫を見せてくれた。
まだまだ先は険しいかもしれないが、またピクシーを中心にこのクラブで喜びを分かち合いたいと、改めて思えたグランパスのJ1リーグ再開試合だった。