J2 マッチデーハイライト ＃44

4日に行われたJ2第27節の全試合ダイジェスト番組を観賞。


横浜FC・カズのルーレットやガンバ大阪・遠藤のヒールパス。日本サッカーを引っ張り続ける選手達の「技」の数々。
スーパーゴールも今節は幾つか生まれた。富山・ソ ドンヨクの35m近くの豪快なロングシュートは今年で言えば3本の指に入るであろう見事なゴールだった。豪快で言えば東京Vの森のゴールも秀逸。

興味深い試合は福岡vs東京V。0-2からラストワンプレーまででひっくり返したヴェルディ。前節はロスタイムで追いつき強豪ガンバからドローをもぎ取っている。
最後まで諦めず戦い抜く姿はヴェルディのファンやサポーターには記憶に残る2試合になったように思う。


記憶に残ると言う意味では徳島サポーターもそうかもしれない。今日も勝利し6連勝。言葉で言うのは簡単だが、この成績はサッカーファンとしても拍手。
元名古屋のFW津田が得点で活躍。前所属の選手が他クラブであれどチームを引っ張っている姿はたくましく見え、やはり応援冥利に尽きる嬉しいニュースの一つ。


8月4日は松田直樹選手の命日。群馬vs松本戦の前には黙祷も。勝利した群馬の秋葉監督は彼と親交がありインタビューで触れていた。番組でも生前のプレー映像や先日に行われた追悼試合の写真が。経歴をずらりと見ても如何に彼が日本サッカーに残してくれたものが大きかったかを改めて思った次第。

「オレ、サッカー好きなんすよ。…まだまだサッカーやりたいです。」。この言葉は横浜F・マリノス在籍最後の試合後に彼がゴール裏サポーターに別れの挨拶で「何か」を訴えかけるように言った言葉。このシーンをテレビで拝見した時に思わず涙したのを覚えている。サッカーファンとして一生忘れる事はない言葉の一つ。

名古屋のストイコビッチ監督がかつて魅せたベンチから革靴で決めたロングシュート。あの試合もマリノス戦であの時松田選手もピッチに。

スタジアムからは拍手喝采もこの行為が主審には異義と捕られ同監督は退席処分に。
その時松田選手は同僚に「凄いゴールなんだから退席じゃなくていいんじゃないか」とこぼしていたというエピソードが。
サッカーファミリーとして同監督のファンでもある自分としては思わず嬉しくなった。松田選手の同監督へのリスペクトによる姿勢だった。

横浜F・マリノスや松本山雅FCを中心に松田直樹選手を想う心はその偉大さ故にこれからも続いていく事のように思う。
自分もサッカー・日本サッカーに情熱を注いだ偉大なファイターを忘れない一人でありたい。