第５９回桜花賞結果。

今日浦和競馬場で行われた第５９回桜花賞は、
２番人気のイチリュウが優勝、
２着に５番人気のアステールネオ、
３着に１番人気のカイカヨソウという結果になりました。

優勝したイチリュウは、今日はスタートを五分に切ると、最内枠から思い切った逃げの手に打って出て、
そのまま単騎逃げに持ち込むと、２馬身半差をつける圧勝で１６００ｍを逃げ切りました。
まさか逃げるとは思ってもいませんでした。
カイカヨソウの後ろからでは届かないだろうと思っていたので、正直なところ甘く見ていました。
的場文男騎手の豪快な追いに答えるように突き放す姿は、１頭だけ実力が違うかのようでした。
今後は距離が伸びてからどうなのかということが注目されると思いますが、
今日のようにラチに張り付くように競馬ができるといい成績が残せそうです。
勝ちタイムも非常に速いですし、これからが非常に楽しみです。

２着のアステールネオは、２番枠から逃げるイチリュウを追いかける競馬で、
直線もよく粘り、後続を５馬身離しての２着でした。
デビュー２連勝したときは、かなりの器だと思っていましたが、
その後距離が伸びて成績が出なかったので、早枯れのスプリンターなのかと思っていたので、
今日の結果には正直なところ驚きました。自分の相馬眼のなさを痛感しました。
今後は勝ち馬同様距離が伸びてどうなのかというところが注目されると思いますが、
やはりベストはマイルまでくらいだと思うので、あと２００ｍどう乗るでしょうか、
名手石崎隆之騎手がどう乗るか注目したいと思います。

３着のカイカヨソウは、離れた５番手からの競馬になり、
直線も伸びてはきましたが、前を行く２頭とは直線ではかなり差を開けられての３着でした。
敗因はなんでしょうかね、難しいところです。
しいて言えば多少馬体がさみしいかなとも思いましたが、
桜花賞という大舞台でギリギリまで仕上げてきたようにも見えたので、
さほど気にはなりませんでした。ただ、前走の際気になっていたのが、
浦和コースはあまり得意な方ではないのではないかということでした。
今日の走り方を見た感じも、若干深いダートは走りにくいのかなあとは思いましたが、
それでもこれだけ離されて負けるとは思っていませんでした。
これが本来の実力ではないと思うので、次走の巻き返しに期待したいです。
かなり私情が入ってしまっています、申し訳ありません。


競馬に絶対はありませんね、改めて痛感した今日のレースでした。
的場文男騎手と石崎隆之騎手が重賞で１、２着というのは久々のような気がします。
５６歳と５７歳のワンツー、昔を思い出して熱くなるものがありました。