第２７回東京プリンセス賞結果。

昨日大井競馬場で行われた第２７回東京プリンセス賞は、
１番人気のカイカヨソウが優勝、
２着に２番人気のイチリュウ、
３着に１０番人気のベルフェスタという結果になりました。

優勝したカイカヨソウは、４番手につけると、直線では狭いインコースを割って抜け出してきて、
外から伸びるイチリュウとの追い比べを制して桜花賞の雪辱を晴らす重賞勝利をあげました。
今日のパドックや返し馬を見ていると、とても本調子ではないなと思っていました。
直線も前が開きませんでしたし、もうダメかと思って見ていましたが、
抜け出してきてからの伸びは素晴らしかったです。
この馬の本当の実力を垣間見た気がしました。
次走は関東オークスで２冠に挑戦か、はたまた３歳の頂点に立つべく東京ダービーか、
どちらに出るにせよ非常に楽しみですし、どちらでも勝つチャンスがあると思います。
これからがとても楽しみです。

２着のイチリュウは、５番手の外を追走すると、直線でも外から一気に伸び、
一旦は先頭に立つもののカイカヨソウと馬体を併せての追い比べに敗れ２冠はなりませんでした。
それでも素晴らしい競馬だったと思います。
今日は馬体も素晴らしい出来でしたし、まさに絶好調といった感じでした。
桜花賞は正直なところ展開が向きすぎたと思っていましたが、
今回は外々を回る競馬で決して楽ではなかったにもかかわらず、
最後まで伸びきったあたりにこの馬の成長ぶりを見ました。
次走はおそらく関東オークスになると思いますが、牝馬の頂点に立つべく頑張って欲しいです。

３着のベルフェスタは、２番手から勝負どころで先頭に立つと、
素晴らしい粘り腰を発揮し、人気薄ながら３着と大健闘の走りを見せました。
ここ２戦は２着続きで勝ちきれませんでしたが、先行策が板についてきたのか安定感が出てきました。
こういった自分の競馬の形のできた馬というのは、近走の成績があまりよくなくても、
展開一つで大仕事をやってのけることがよくあります。
ただ、距離はこれがギリギリかもしれませんね。
マイル前後がベストのような気もするので、これからは短距離で注目したい１頭です。