336件のひとこと日記があります。
2013/06/05 22:30
第33回岩手ダービーダイヤモンドカップ、第41回北海優駿結果。
3日盛岡競馬場で行われた第33回岩手ダービーダイヤモンドカップは、
4番人気のヴイゼロワンが優勝、
2着に1番人気のハカタドンタク、
3着に8番人気のテンショウリバイヴという結果になりました。
優勝したヴイゼロワンは、3番手追走から気合をつけながら直線入り口では早くも先頭に立つと、
直線は外から迫るハカタドンタクとの叩きあいを制して、
見事第33代岩手ダービー馬の称号を手に入れました。
道営から転厩してきてから無傷の2連勝でダービー馬となりました。
直線では手応え一杯かと思いましたが、そこからの2枚腰は素晴らしいものがありました。
道営時代は少々スタートにムラのあるところを見せていましたが、
すんなりスタートを切ることができるようになり、大きく成長したところを見せてくれました。
今後は優先出走権の取れたジャパンダートダービーへ向かうのか、
はたまた古馬相手のみちのく大賞典へと向かうのか、
新たなダービー馬の今後に注目です。
2着のハカタドンタクは、やや離れた中段を少し押しながら追走し、
直線では勝ち馬と馬体を並べましたが、わずかに届かず2着でした。
馬体を並べたときはは差しきれるかと思いましたが、最後は脚色が一杯になってしまいました。
ペースが速かったので追走に少々手こずったのが、最後の伸びに影響したかもしれませんが、
全馬バテバテの流れの中、外から動いての結果ですから、
人気を背負っている以上仕方の無い結果だったと思います。
今回は敗れましたが、能力を十分感じることのできる競馬だったので、
ジャパンダートダービーに出してあげたかったですね。
3着のテンショウリバイヴは、4番手の内側で脚を溜める競馬で、
直線ではしぶとく脚を伸ばし、3着に入りました。
重賞では今ひとつ結果が出ていなかった同馬ですが、
馬格もあるだけに、今回のような力のいる馬場は向いていたようです。
ペースが速くなる中、インコースでじっと脚を溜めさせた山本騎手の好騎乗も光ったと思います。
冬場は馬体に硬さが見られましたが、暖かくなったせいか多少ほぐれてきたようにも思えます。
これから熱くなりますから、馬体も絞れてさらに状態は上向いてくるのではないでしょうか。
今後のレースぶりに注目したい1頭です。
続いて4日門別競馬場で行われた、第41回北海優駿は、
1番人気のミータローが優勝、
2着に3番人気のストロングサンデー、
3着に4番人気のライプメインという結果になりました。
優勝したミータローは、中段待機から勝負どころで外から上がって行き、
直線では力強い脚で抜け出し3馬身差の圧勝で第41代北海優駿の栄冠を勝ち取りました。
当日の門別は時計のかかる馬場で、短距離向きの同馬のスタミナを心配する声がありましたが、
終わってみれば2分10秒を切る好タイムでの優勝で、
力の違いを見せつけた形になりました。
全国の3歳馬の中で一番早く勝利をあげた同馬が北海優駿を勝ったことで、
今後ますます期待馬の早期デビューが増えそうな印象を受けました。
2000mでこれだけ強い競馬ができたので、
2600mの王冠賞での2冠というのも現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
今後はジャパンダートダービーに選出されればそちらに向かうと思いますが、
古馬相手の赤レンガ記念に出てきても通用しそうな素質を感じます。
新しい北海優駿馬のこれからの活躍に期待したいと思います。
2着のストロングサンデーは、好スタートからハナに立つと、
直線勝ち馬には捕まりましたが、後続は抑えきり2着に入りました。
五十嵐騎手の絶妙な逃げでしたね。時計のかかる馬場でスタミナ比べに持ち込み、
後続にも脚を使わせる競馬でしたが、勝ち馬が1頭強かったですね。
今年初勝利をあげて2連勝で臨んだ大舞台でしたが、
これからの可能性を感じさせるいいレースでした。
もう少し落ち着きが欲しいところですが、これがこの馬の持ち味なのかもしれません。
展開次第では十分重賞にも手が届きそうです。これからが楽しみですね。
3着のライプメインは、先行馬を見る形で5番手から競馬を進め、
勝負どころではミータローと同じように上がって行きましたが、
直線脚色一杯になり3着でした。
勝ちに行った競馬で負けたので、勝ち馬との実力差を見せつけられた形になりましたが、
普段からうるさいところを見せる馬ですが、
今回もレース前からうるさいところを見せていたので、それも多少影響したのかなと思います。
もう少し競馬に集中して走ることができるようになれば、変わってきそうな雰囲気を感じます。
この馬はどこかで大仕事をしてくれそうな印象を受けました。
これからの成長に期待したいと思います。