第５９回東京ダービー結果。

今日６日大井競馬場で行われた第５９回東京ダービーは、
４番人気のインサイドザパークが優勝、
２着に２番人気のジェネラルグラント、
３着に５番人気のソルテという結果になりました。

優勝したインサイドザパークは、いつものように中段やや後方に控え脚を溜めると、
直線では外から一気の末脚で、内ラチいっぱいを伸びたジェネラルグラントを差し切り、
見事第５９代東京ダービー馬の称号を獲得しました。
鞍上の左海騎手は初の東京ダービー制覇となりました。
今年２戦の重賞では差しては来るものの３着が続きましたが、
東京ダービーという大一番で自慢の末脚が炸裂しました。
多少スタート後行き脚がつかないところがあるので、
距離延長もよかったのだとは思いますが、それにしても素晴らしい末脚でした。
低い姿勢から追い込んでくる姿はタイムパラドックスの血がよく出ているような気がしますし、
外見は栗毛に派手な作と母の父のサッカーボーイとよく似ています。
そしてなにより最後までバテずに伸びてくるスタミナは両馬の特徴をよく受け継いだのだと思います。
次走はジャパンダートダービーになると思いますが、
今回よりもさらにスタミナが要求される流れになると思うので、
この馬の持久力がさらに生きてくると思います。
新たな東京ダービー馬のこれからの活躍に期待しましょう。

２着のジェネラルグラントは、インコースの４番手あたりから、
直線では狭い内ラチ沿いをこじ開け抜け出して勝ったかと思いましたが、
外から伸びる勝ち馬の剛脚に屈しわずかの差で２着でした。
本当に惜しい競馬でした。今日の大井は内側が伸びない中、
直線も前がなかなか空かず万事休すかという状況から、
内が空くと素晴らしい瞬発力で先頭に躍り出た時には、
この馬の強さを再認識させるには十分な内容だったと思います。
勝てなかったことは残念ですが、距離も克服しましたし次走のジャパンダートダービーでは、
今度こそスムーズな競馬で巻き返してくれると思います。
２着でしたが勝ちに等しい２着でした。次走の走りに期待しましょう。

３着のソルテは、中段やや後方に控えると、直線ではしぶとく伸び３着に入りました。
今日は完璧な仕上げだったように思います。それで負けたのですから仕方がないとは思いますが、
馬場や展開に関係なくここまで安定した成績を上げているので、勝たせてあげたかったですね。
少々手応えが悪くなってから巻き返してくるところがあるので、
距離はこれくらいのほうがいいような気もしますが、
マイルくらいでもいい走りをしてくれそうです。
これからどの路線に進むかはわかりませんが、個人的にはマイルの方がいいような気もします。
あとは、スピードに乗ったいい走りをするので重馬場になればもっといいですね。
ファンの方は当日雨乞いをしましょう。


今日はいいレースでした。最後のゴール前は熱くなりました。
それにしてもタイムパラドックスは素晴らしい種牡馬ですね。
これからの地方競馬は、短距離のサウスヴィグラス、
中距離のタイムパラドックスが主流になるのかもしれません。
タイムパラドックスの今の勢いはかつてのミルジョージを思い起こさせます。
タイムパラドックス産駒のこれからの活躍にも期待したいと思います。