第３９回早池峰賞、第４９回関東オークス結果。

９日盛岡競馬場で行われた第３９回早池峰賞は、
１番人気のスーパーワシントンが優勝、
２着に７番人気のタケノトレジャー、
３着に３番人気のスズヨシーズンという結果になりました。

優勝したスーパーワシントンは、先行馬を見る形で５番手から競馬を進め、
直線入り口では外に持ち出すと力強く伸び、４馬身差の圧勝で１０歳にして初重賞を手に入れました。
１２００ｍでの４馬身差は決定的な差だと思います。
１０歳ですがレースを重ねるごとに強さを増しているかのような印象を受けます。
父も長く現役を続けたエイシンワシントンなので、奥手の血統というのもあるかもしれませんが、
それでもこの歳での重賞制覇というのはなかなかできるものではありません。
今後も短距離でも活躍が期待できそうで楽しみです。

２着のタケノトレジャーは、中段やや後ろの後方４番手を追走すると、
直線では外から伸びるスズヨシーズンをハナ差退け２着に入りました。
この馬も１０歳馬なので、１０歳馬のワンツーという珍しい結果となりました。
マイルでもいい競馬を見せていましたが、１２００ｍに変わっていい切れ味を見せてくれました。
母がサラ系な上、父がトレジャーアイランドに
母の父がオサイチジョージと地方にもなかなかいないマイナーな血統なので、
これから応援したくなりました。

３着のスズヨシーズンは、後方２番手からの競馬になり、
直線猛追しましたが届かず３着でした。
やはり短距離だと最後の切れが違いました。
最後の末脚は素晴らしいものがありました。
今回の走りから見ても短距離があっているのは間違いないと思うので、
これからは短距離のレースでの活躍に期待したいと思います。


続いて今日１２日川崎競馬場で行われた第４９回関東オークスは、
２番人気のアムールポエジーが優勝、
２着に１番人気のオメガインベガス、
３着に３番人気のモンシュシュという結果になりました。

優勝したアムールポエジーは、２番手追走から早めに先頭に立つと、
直線はさらに差を広げ２着に５馬身差をつける圧勝で関東オークスを制覇しました。
ミリオンディスクの妹ということで距離がどうかなと思っていましたが、
早め先頭から押し切る余裕十分な勝ち方で不安を一蹴してくれました。
早めに手が動いていたので多少ズブい面があるようなので、
かえって距離が伸びてよかったのかもしれません。
これで３連勝と勢いに乗ってきました。ジャパンダートダービーの出走権も取れたので、
もし出てくるとすれば有力馬の１頭になると思います。次走が楽しみです。

２着のオメガインベガスは、スタートで後手を踏むも３番手まで押し上げ、
直線も前を行く勝ち馬を追いかけましたが最後は一杯になり２着でした。
逃げて結果を出してきた馬だっただけに出遅れが響いた形になりました。
もう少し自分の競馬ができればもっといい結果がついてきたのではないでしょうか。
今回は残念な結果になりましたが、この馬の走りができれば巻き返すことはできると思います。
これからの走りに注目です。

３着のモンシュシュは、道中４番手から少し順位を下げ、
勝負どころで上がって行きましたが前までは届かず３着でした。
もう少し道中前に付けていれば結果は違ったのではないかと思います。
それでも最後は馬体を併せてきたフォレノワールを抜かせなかったあたりに、
この馬の素質を感じました。
スタミナがありそうな走りをしているので、距離はこれくらいでも充分大丈夫なようです。
少し追わせるところがあるので、松田騎手には筋トレをしてもらいましょう。