第１３回サマーチャンピオン、第１７回霧島賞結果。

１３日佐賀競馬場で行われた第１３回サマーチャンピオンは、
３番人気のエーシンウェズンが優勝、
２着に１番人気のガンジス、
３着に６番人気のコスモワッチミーという結果になりました。

優勝したエーシンウェズンは、スタート後は後方からの競馬になりましたが、
向正面から外を回って一気に先頭まで押し上げると、
直線は外から迫るガンジスを抑え、６歳にして悲願の重賞制覇となりました。
スタート後後方にいた時にはさすがに厳しいかと思いましたが、
一気のマクリで流れを引き寄せた川田騎手の好騎乗が光りました。
さすが佐賀出身という見事な騎乗ぶりでしたし、
それに応えたエーシンウェズンも初の地方競馬でよく頑張りました。
スピードのあるタイプだと思っていたので、佐賀の馬場は合わないのではと思っていたのですが、
終わってみれば完勝でしたね。
ここで賞金を加算できたことは非常に大きいと思います。
秋の大一番に向けて楽しみな馬が出てきました。

２着のガンジスは、２番手追走から、直線早めに抜け出したエーシンウェズンを追いかけましたが、
最後は脚色が同じになり２着でした。
勝ち馬が動いたところで置いていかれたのが最後の差になったかもしれませんね。
かと言ってあまり早く動いても持ち味が生きてこない感じの馬なので、
今回は仕方のない負け方だと思います。
あまり小回りは向いていないかもしれませんね、なんとなくコーナリングにぎこちなさを感じました。
広いコースならもっとうまく走れそうです。
今回は敗れましたがここでの敗戦がこれからに生きてきそうです。
今後の活躍に期待しましょう。

３着のコスモワッチミーは、インコースの４番手追走から、
直線は外から迫る地元メトロノースの追い上げをクビ差退け３着に入りました。
マイナス１６キロと馬体もきっちりと絞ってきましたが、
パドックで見たときに、なんとなくコズミが出ているような歩き方をしていたので、
相当びっしりと追ってきたのだろうと思って注目していました。
陣営としてはまさに乾坤一擲の大勝負だったのではないかと思いますが、
結果としてこの大舞台での復活劇という素晴らしい結果になりました。
さすがにこれだけ仕上げてくるとお釣りはないと思うので、
しばらく休むのではないかと思いますが、
実力馬が復活してくれたことは個人的にとても嬉しいです。
これからも高知のトップホースの１頭として頑張って欲しいですね。


同じく１３日佐賀競馬場で行われた第１７回霧島賞は、
３番人気のカシノデュークが優勝、
２着に１番人気のカシノエルフ、
３着に２番人気のカシノランナウェイという結果になりました。
馬主の柏木務氏の持ち馬が１、２、３着独占という結果になりました。
素晴らしいですね、おめでとうございます。

優勝したカシノデュークは、４番手から勝負どころでマクリ気味に進出を開始し、
４コーナーで先頭に立つと最後は４馬身差の圧勝で九州産馬の頂点に立ちました。
終わってみれば力の違いを見せつける形になりました。
前走の９馬身差は本物だったようですね。
前々走の川崎でも２着と充実一途といった感じですし、
勝ちタイムもサマーチャンピオン３着馬よりも速い非常に優秀なタイムでした。
鞍上の鮫島騎手も前を見ながら一気に仕掛ける最高の騎乗だったと思います、さすが佐賀の名手ですね。
馬体を見た感じからはいかにも短距離らしい体付きなので、
これからは九州産馬の枠を超えて活躍して欲しいですね。

２着のカシノエルフは、スタートからハナに立つと、
４コーナーで勝ち馬に先頭は譲りましたがそこから３番手以下を突き放し２着に入りました。
２年連続霧島賞２着という結果になってしまいましたが、
今回は相手が強かったです、素直に完敗ですね。
それでもしっかりと自分の持ち時計では走っていますし、力は十分出し切りました。
今回は相手が悪かったと諦めて、力をつけて来年の霧島賞で雪辱と行きましょう。

３着のカシノランナウェイは、２番手を進むと、
勝負どころで前２頭には置かれましたがしぶとく粘り３着に入りました。
スタートで躓いたのでどうなることかと思いましたが、そこから二の脚で先行してよく粘りました。
まだ３歳ですしこれからだとは思いますが、
たんぽぽ賞の時と比べてあまり馬体に成長がない点が気になります。
２歳から走っている馬ですしある程度は早熟だとは思いますが、
もう少し馬体に成長が欲しいですね。
おそらく来年もこの舞台に立つことができると思いますが、
それまでにさらに力を付けて欲しいですね。