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2013/10/22 13:05
来年の競馬番組
来年の競馬番組の概要が発表されました。既報の通り朝日杯の阪神への移動、ジャパンカップダートのレース名変更と中京への移動も盛り込まれています。
その中でちょっと疑問に感じたのが、ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスにG3格付けを申請しているということ。これまでのラジオNIKKEI杯2歳ステークスはホープフルステークスを後継レースとして、G2格付けを申請しているとのことです。そうすると、京都2歳ステークスは全くの新設重賞ということになります。新設重賞は2年間の施行実績が必要という建前ではなかったのでしょうか。アルテミスステークスもG3格付けを申請しているとのことですが、こちらは今年行えば2年間の施行実績は満たされます。しかし、京都2歳ステークスの格付けはどんな理屈でそうなるのか、腑に落ちません。・・・お金?
2歳重賞を増加させることは悪いことだとは思いません。むしろ今までが少なすぎたとも言えます。欧州では秋から2歳G1が組まれています。例えば10月に英国で行われる6ハロンの2歳G1、ミドルパークステークスの勝ち馬からは、日本で種牡馬入りしてエリモエクセルやスーパーホーネットを輩出したロドリゴデトリアーノ、ニホンピロウイナーの父スティールハート、ホッカイルソーの祖父ノウンファクト、スギノハヤカゼの父ダイイシスなど、日本にも馴染みの深い名前が並んでいます。最近では、日本では新種牡馬となるヨハネスブルグもこのレースの勝ち馬で、早速ホウライアキコを輩出していますね。
2歳戦で1200mのG1、日本で創設しようとしたら拒絶反応で大暴れする人が出そうな設定ですが、英国ではきちんと繁殖馬選定の機能を果たしているということです。
逆に、古馬戦線では機能不全になっている重賞がいくつもあるので、むしろそちらの整理が必要な気がするのだけど、今までのJRAの習慣からも重賞廃止は一大事ですから、動きは鈍いんだろうなあ・・・。