孟徳ファーム日記本体ｺﾗﾎﾞ版"回顧"

ここは時間軸は同じだけど違う世界…

云わば平行世界と言われる場所。

そして決して歩いてはいけない世界。


そこでも同じ環境が整い競争生活が行われていた。


その世界の中の極一部の場所に
【孟徳ファーム】
はあった。


牧場自体は小さく小規模のﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ施設しかなかった…

そこの牧場主は
【曹孟徳】

ﾘｽﾀｰﾄと言う馬を一頭伴ってひっそり生活を送っていた。


そしてある日…
幻想的な光に包まれ一頭の馬が誕生した!
"ｼｭﾀｲﾝｽﾞｹﾞｰﾄ"
と名が付いた。

ｹﾞｰﾄは凡庸な子であったが不思議なものを感じさせる子であった。


ﾘｽﾀｰﾄが現役を退きその後継として産まれた"ｽﾄﾗｲｸﾌﾞﾗｯﾄﾞ"と共に日々ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞを重ね2年後…



曹"今日のﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ終了です(^^)"
"疲れを癒してくださいね(^o^)"

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ"先に休憩するね(^^)/"

ｹﾞｰﾄ"あぁ、分かった。"
"少ししたら戻るよ!"

ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞを終え、休憩に入るその時であった…

ｹﾞｰﾄ"っ!"
"どうしちまったんだ俺の身体は!?"

急な動悸に見舞われ疲労困憊。
呼吸も荒くなり思考も途切れだしていた。

ｹﾞｰﾄ"(くっ!ワケわからん…このままﾀﾞﾒになるのか)"

薄れ行く意識の中微かに声が聞こえてくる…

?"…ｰﾄ"
"ｹﾞｰﾄ!"
"あなたはこの世界だけでなく別の世界を開く事の出来る運命の子"
"あなたはまだ自分の本質に気付いていません"
"さぁ、覚醒(めざめ)るのです!"
"運命石の扉(ｼｭﾀｲﾝｽﾞｹﾞｰﾄ)よ!"
"そして唱えるのです!"

ｹﾞｰﾄ"……"
"エル"
"プサイ"
"コングルゥ"


ｹﾞｰﾄは何故かその言葉を知っていた。

朧気な意識の中頭の中に今までには無かった記憶や知識が入っていく。

そして見た事は無いがそれは親しみやすく懐かしい風景、頼もしく楽しい面々、いつも活気があって幸せに満ちた牧場が見えた。

その景色を見たら安心し、眠りに落ちた…

?"……ｰﾄ!!"
"ｹﾞｰﾄしっかりしてくれ!"

ｹﾞｰﾄ"!?…ｯ!"
"ここは?俺は何してたんだろう…"

曹"ｹﾞｰﾄ大丈夫か?無理に起きるのはよくないからまだ横になってなさい(;_;)"

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ"大丈夫か?あんなとこで倒れてるから心配したぜf(^^;"

ｹﾞｰﾄ"倒れていたのか…"
"心配掛けてすまない。もう大丈夫だ…"
ｽﾞｷｯ☆
"クッ!"

曹"ほれ無理しないでもうちょっと休んでなさい(;_;)"

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ"病人は大人しくしてないと!"

ｹﾞｰﾄ"すまない、少し休むとする(-.-)"

曹"今日は午後からのﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ中止にしよう"
"明日から再開するとします!"

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ"おっ!ﾗｯｷｰ( ☆∀☆)"

曹"ｹﾞｰﾄの様子もあるので派手に遊ぶのは控えるように。"

ｹﾞｰﾄ"自分のせいだな…情けない…"

曹"自分を攻めるんじゃないの!"
"誰でも調子・具合悪い時はあるんだから""今日は早めに休むとすれば(^^)"

ｹﾞｰﾄ"気には止めておくよ。"
"でもあまり過保護にしないでくれ。"

ｹﾞｰﾄの倒れた騒動もその場で収まり、日が沈んでいった。


その日の夜


ｹﾞｰﾄ"結局あれは何だったんだ?"
"まぁいい、気に病まないようにしよう。"

そのまま眠りに落ちていった。