8件のひとこと日記があります。
2012/12/26 04:36
有馬記念 Part1
行って来ました有馬記念!
やっぱりみなさんの分析力+ロマン(今年を金と言ったところ)=すごいな、でした。
僕は目的のレースに使うお金は2,000までって決めてるんだけど(しょぼいけど初心者は
ます程度で)ロマンに走りすぎて前回の日記に書いたとおり、
ルルーシュとビートとエイシンフラッシュに(3連単)にどーんと1,000円勝った。
とはいえ競馬をよく知ってる人たちがゴールドシップを買ってるし、
確かに今年は天体好きの僕にとっても子供んときから待ち焦がれてた「金環日食」があっ
て感動した2012年だったからゴールドシップ流しで200円ずつ5枚買っただけ。
でもファンファーレが鳴った時のあの感触。
いつものように馬場の近くに立って、みんなの歓声が空気を力強く押し上げてくあれは
やっぱやっぱ自分も気分が高揚したし力が入った。
僕はあの瞬間がやっぱり好きだ。
有馬の時より人が多かったのかな、馬場の前にある柵の前には有馬より人が多くて、僕は
身長が高い方だけど、小型望遠鏡でのぞける隙間を見つけるのに苦労した。
そこで見たものは、ルーラはゲートが開く直前に暴れだして、ゲートが開いた瞬間には、
思い切り「っっっっっしゃー!!」
って前足を上げてほとんど立ち上がり、あり得ないだろ・・な『出遅れ』を見せた。
ルーラファンの人たちは「あぁ・・やっぱり」ってがっかりした人もたくさんいただろう
と思うし、落胆した人たちもいるだろう。
だからこんな事を言ったら不謹慎だって怒られるかも知れない。
でも僕はルーラの出走を見たとき、「どんなコントだよ!」と思わずツッコミをを入れ
笑ってしまったんだ。
これはルーラをバカにした意味なんかじゃない。
意気込み先走りでルールも期待という重圧も無視かよ!!
と思いながら僕はあの馬が大好きになった。
掴みはOK!あとは俺の走りを見てな!って勢いと、調教師さんが一生懸命訓練して「今度こそ
スタートは成功します」って頑張ってるのに、てんでダメでやっぱり本番で失敗しちまう。
1秒の遅れがどんだけ差がつくか知ったよ。
真剣にルーラに大金を賭けてる人や馬主さんや彼を取り巻く人たちにとっては、シャレに
ならないですね。
競馬は僕みたいにロマンだけを追っかけるもんじゃなくて、金の絡むビジネスでもあり、
ある人には生活をかけたものだから、利益を生まなきゃただのダメな馬だもんな。
ルーラが閉所恐怖症なら、あの緊張漂う雰囲気の中に収まるのは本当に苦しいだろう。
でもあのハンデから走りまくって入賞してる。
スタートがちゃんと上手くできるようになれば優勝だってできる素質を持っていると思う。
だけど一位じゃないとダメなんだろう。
競走馬、人間でいうならアスリートなんだから2位とか3位じゃだめなんだろうな。
勝負の世界は厳しいんだ。
昨日、『ルーラーシップ引退を検討中』のニュースを見た。
ショックだった。
優勝できなくても、来年はあいつに賭け続けるって決めたから。
んで、いっぱい「あー、またドジふん出やがる」って笑いながら、がんばるあいつの姿
見続けて、閉所恐怖症克服して1番になったラストラン見れたらいいなと思っていた。
例え1番になれなくても『おもしろくて憎めないやつだ』ってもっともっと記憶に残したい。
ルーラが「いやもう、勘弁してください、無理です」ってんなら別だけど。
有馬はJCよりすごく寒かったけど、みんなが帰ってあのお祭りのあとも余韻にひたった。
期待とか夢とか一発儲けて喜んで帰って行った人や、負けてがっくりして帰ってった人や、
僕みたいに単純に今年も騎手さんや馬が全力で走ったレース上を眺め、格式を漂わせた
綺麗な建物と場内に広まったハズレ馬券や競馬新聞やゴミがちらかってるアンバランスを
みたり、今日もこの芝生の上を馬たちが全力で走ってた姿を思い浮かべる、あの日没の光景を
眺めるのが好きなんだ。
なんかそういうものが残すなんかが好きなんだ。
いや祭りのあとの淋しさはないって言ったら嘘になるけど。
ジャパンカップと同じように有馬記念も最高だった。
特にルーラの見せたスタートと走りは、自分の中で間違いなくNo.1。
騎手のC・ウィリアムさん、よく落ちずにルーラをあんな大外から回り込んで最高の走りを
見せてくれました。
素晴らしいレースをありがとう。
P.S
どうでもいいけど、「金」ていう意味で今年はゴールデンボンバー(略称:金爆)がまさに
金爆裂したね。
できるなら来年も見たい。ワクワクするルーラーシップワールド。
詳しい事情はしらないが、叶うならやっぱりあと少しルーラシップの走りがみたい。


