９月１日(日)新潟記念、データ!!

昨年から２歳S と日程が入れ替わり、夏の新潟を締め括る重賞に。ただ、レースの傾向に大きく影響するものではなく、ここでは過去10年を振り返る。
【中距離重賞３着以内が必要】
実績面では芝1800〜2200mで重賞３着以内があること。この例外は２着と３着に１頭ずついるだけだ。一方、コース実績を見ると、優勝馬10頭中４頭が芝では初の新潟。コース経験に乏しくても１着候補になり得る。
【小倉記念と七夕賞組に絞れる】
06年にサマーシリーズが創設され、夏の中距離重賞が現行の体系に。以降７年では七夕賞組が２勝、２着３回、３着０回、小倉記念組が３勝２着２回、３着３回。連対馬14頭中10頭がどちらかの組で、この2組以外は苦戦を余儀なくされている。
【勝率、連対率では４歳】
年齢別に見ると、勝利数を除けば、連対数でも３着入着数でも５歳が最多。ただ、出走数では５歳の半数にも満たない４歳が、勝利数でこれを上回り、連対数でも遜色ない数字を残している点に注目できよう。
年齢　　　出走数　　通算成績
３歳　=　　4頭　　　(0.0.0.4)
４歳　=　 26頭　　　(4.2.0.20)
５歳　=　 54頭　　　(3.5.6.40)
６歳　=　 40頭　　　(1.1.4.34)
７歳上=　 35頭　　　(2.2.0.31)
一方、牝馬は10年で２勝、２着1回、３着１回。出走数は全体の約22%なので、やや物足りない成績といえそうだ。
【不振を極める１番人気】
１番人気の優勝はなく、２着が僅か１回で３着もゼロ。これではとても信頼できない。他の上位人気勢も振るわず、波乱の可能性は十分にある。
また、前・後半3ハロンの平均は35.8―34.3。新潟外回り特有の上がりの速い決着になる確率が高く、切れ味勝負に対応できる脚が要求される。