ファントムシーフ3着、ファンジオ2着

ファントムシーフ
　21日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、53.3-38.1-24.1-11.7を一杯に追われて計時しています。騎乗した助手は「今朝は最後の2ハロンだけ追い出すかたちの追い切りで、予定通りの内容だったと思います。追い出すと、上体が少し上がり、その分、両前脚がさらに前に出て地面をグッと掻き込むような感じでした。以前は、前の掻き込む動きに対して少し後駆が追い付いてないような印象でしたが、今朝はしっかりとトモを踏み込んでおり、加速する際の原動力となる確かな推進力が伝わって来ました。今朝は雨が降って重たい馬場でしたが、それも関係なく力強い動きで、最後もしっかり伸びてくれて、乗っていて、とても気持ちの良い動きでした。身体はまだ成長すると思いますが、以前よりもトモに厚みが出て、自信をもって送り出せる状態だと思います。」

ファンジオ
　栗東・藤岡健一厩舎で調整されています。先週は、17日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、60.5-44.1-28.5-13.3を馬なりで計時しました。今週は、20日にCWチップコースにて城戸義政騎手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、82.2-65.9-51.3-36.9-11.7を一杯に追われて計時し、併せた相手に遅れています。なお、今週末の阪神競馬に登録する予定です。追い切りに騎乗した城戸騎手は「正直、まだ反応の鋭さだったり、身体の重たさは感じますが、動き自体は悪くなかったと思いますし、精神状態も落ち着いていると思います。ただし、あまり責めると、気持ち的に追い込まれてしまいそうな雰囲気は感じました」とのことで、藤岡調教師は「チャンピオンヒルズのラ・クエ・ドラゴンである程度しっかり乗っているので、息遣いは問題ないと判断していますし、動き自体に気になる点はありませんが、身体はまだ余裕があります。ただ、あまり根を詰めてやってしまうと、馬が精神的に煮詰まって、またゲートでやりかねないという懸念があるので、まずはこのタイミングで1度レースに使いたいと思います」とのことです。