競輪
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2013/11/21 16:58
ジャパンC
ジェンティルドンナはここ数戦でかかり癖がついてしまっているように思う。しかしそれでも、前走は2着に入った。実力の証明である。今回も地力で勝ち負けに持ち込むことは可能だろう。さらに鞍上は名手ムーアに乗り替わり。JC５戦０勝のムーアだが、１番人気馬への騎乗は初めて。「特に勝ちたいレース」と執念を燃やすムーアなら、決して生半可な騎乗はしない。勝ちに行く競馬をするだろう。
ただしそのジェンティルドンナにも不安要素はある。さきほど挙げたかかり癖。過去、JCには7頭が連覇を目指して出走したが、いずれも敗北していること。そして、鞍上ムーアの来日後の不調である。これらの要素を加味すれば、ジェンティルドンナを本命にするのは憚られる。
地力で押し切るといえばゴールドシップもその可能性は十分にあるが、今回は手薄なメンバーとはいえ東京を得意とする面子はそろっている。馬場や展開にも注文がつく馬だし、適性の壁はそう簡単には崩せないと見た。
そんな中、三強の中でひとりだけ、涼しい顔をしている者がいる。エイシンフラッシュは、三強の中ではおそらく穴扱いされている馬であるが、裏を返せばそれは厳しいマークを受けず気楽にレースが運べるということである。確かにこの馬、勝つときはいつも穴人気。今回は出走メンバーのレベルからして穴というポジションは望めにないが、それでも3番人気くらいならこの馬にはちょうどいい。
今回と同コースのダービーを含め東京で中距離G�気�2勝し、適性は十分。牡馬が出走可能な東京の中距離G�鬼袷汗�覇（達成すればスペシャルウィーク、ウオッカに次ぐ3番目の達成）に王手をかけている。唯一の不安は、この馬もやはり展開に注文をつける馬であること。だが今年のJCは特に逃げたい馬がいないので、ハイペースのスタミナ勝負は考え難い。もしスローペースの瞬発力勝負になれば、この馬に敵う者はいない。
そして何より調教の動きが良い。状態は前走より確実に上向いているのだ。そのエイシンフラッシュが好枠に入ったことで、もはや◎以外の印は考えられない。デムーロもさぞかし嬉しかろう。縁深いこの馬で、また府中のG�気魍佑譴襪里世�ら。
しかし今回の三強にはどれも不安要素が付きまとうため、場合によっては三強総崩れもありうる。そうなれば急浮上するのはドゥーナデンと見た。例年、JCに出走する外国馬は不当なほどに低く評価されがちであり、今回もどうやらそのようであるが、すべてアウェーでG1・３勝を挙げている同馬に、低評価はつけられない。もし来れば配当的にも大変おいしいし、今年はなんだかんだで外国馬の台頭があってもおかしくないと思っているので、冷静に考えれば過大評価ぎみではあるが、この馬を対抗評価とさせてもらう。ただし、これは単穴評価にまで落としたジェンティルドンナとほとんど僅差であることをことわっておくが。
穴はルルーシュ。前走のアルゼンチン共和国杯は、それほどレベルの高くないメンバーとはいえ、重ハンデながら強い競馬で3着に入った。調教が良くなかったのは心配だが、東京適性は十分だし、今回もチャンスがあるのではないか。
◎エイシンフラッシュ
○ドゥーナデン
▲ジェンティルドンナ
△ルルーシュ
買い目は、オッズが割れればエイシンフラッシュの単勝でも十分配当はつきそうだが、ここは馬単で勝負に出る。
馬単◎→○▲の二点勝負。ただし、低オッズが予想されるので◎→▲は多めに買っておきたい。
- ジェンティルドンナ
- ゴールドシップ
- エイシンフラッシュ
- スペシャルウィーク
- ウオッカ
- ドゥーナデン
- ルルーシュ
