東京優駿　本命　フラムドグロワール

「先輩！ ダービーの本命は決まりました？」

『ああ　フラムドグロワールでいってみるわ』　

「ほぅ…してそのココロは…？」

『今年のダービーは…一本調子の馬を狙え！！…だ！』

「・・・はあ」

『いいか？アポロソニックの勝浦が消耗戦を演出しますって宣言してるんだ。
　それを追いかける馬の中で、切れないけどバテない、なおかつＧ1を勝つ
　レベルのスピードがあるっていったらこれしかいないんだよ人気薄では。
　切れる馬はかえって駄目だ 止まるから』

「なるほど〜そういや親父のダイワメジャーも一本調子な馬でしたよね〜」

『そうそう　偉大なるワンペースホースってやつだ。府中で強かったろ？』

「…喉鳴りも遺伝しちゃってたりして…」

『・・・ドキッ 』　『…ま　まあ大丈夫だろ！京成杯のあと検査したらしいし』

「それで　相手は…？」

『もちろん皐月賞の上位3頭な。それとアポロが大逃げ打ったら残るかもよ。
　あとは明らかに馬が変わってきてるペプチドアマゾンにまともに走れた時
　のメイケイペガスター。この辺りかな』

「…キズナは…」

『キズナは切る』

「おおお…」

『ラジニケでバッドボーイに差し返されたのがどうしても引っ掛かるんだよな…
　弥生賞も不利なんか無かったし。2400よりも1800の方が向いてんじゃないの』

「そうですか…じゃまたあとで…失礼します」

『ん』


　タッタッタッタッ


「おい！養分先輩なんだって！？」

「ククク…キズナを切るんだってよ…ダービーはこれでもらったな！！」

「おおお逆神様！キズナで鉄板じゃんよ！！よっしゃ！」

「だから半年も馬券が当たらないんだろうな　かわいそうに！」




頑張れキズナ！！　逆神様も応援してるぞ！！