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2013/02/07 05:53
【京都記念】天才少女ジョワドヴイーヴルをどう評価するか。
【第106回京都記念】の展望です。
100回を超える歴史を持った由緒正しいG2。並みの馬では勝つのはおろか3着以内も難しいでしょう。
実際過去10年という短いスパンですら3着内に入った馬から、G1・6勝のブエナビスタ。天皇賞馬のヒルノダムールとジャガーメイル。有馬記念&宝塚記念馬ドリームジャーニー。JC、宝塚記念、ドバイDF優勝の年度代表馬アドマイヤムーン。菊花賞、天皇賞春、宝塚記念優勝のヒシミラクル。菊花賞馬アサクサキングス。皐月賞馬ヴィクトリーが出ています。
格がモノを言うレース。
格で言えば、G1・6勝のブエナビスタを姉に持つジョワドヴィーヴルが1番でしょう。母のビワハイジも新馬戦から3連勝でG1阪神JFを勝っています。
ジョワドヴィーヴル自身も新馬→G1阪神JFを0秒4差で圧勝。デビューから2戦目でのG1優勝はJRA初の偉業。母、姉に続く母娘3代制覇でした。
しかし単勝1.3倍で1番人気になったG3チューリップ賞では、リゲルSで宝塚記念5着馬マウントシャスタを破り京都牝馬Sを単勝1.7倍で圧勝したハナズゴール、JC馬で牝馬3冠の年度代表馬ジェンティルドンナに続く3着。
桜花賞も1番人気になったが6着敗退。レース後、右第1趾骨近位骨折の故障が発生し6ヶ月以上の休養に入りました。
そしていよいよこの京都記念で復帰です。
嫌がおうにも盛り上がります。
登録馬12頭中半数の6頭が休み明けという今回の京都記念は「ポイントが3つ」あります。
「順調に使われてきた実績上位の馬」「順調に使われてきた上がり馬」「休み明けの実績馬」をどう評価するか?です。
ちなみに過去10年、前年の天皇賞秋以来だった昨年2着のダークシャドウが最も間隔が空いていた好走馬です。
■「順調に使われてきた実績上位の馬」■
天皇賞春を4馬身差で圧勝したビートブラック
菊花賞4着で前走OPディセンバーS勝ちのディープ産駒ベールドインパクト
G3アーリントンC勝ち馬で、G2毎日王冠は無敗で5連勝したカレンブラックヒルの2着、G3中山金杯3着のハーツクライ産駒ジャスタウェイ
■「順調に使われてきた上がり馬」■
1000万条件→G2日経新春杯と連勝中のハーツクライ産駒カポーティスター
1600万条件逆瀬川Sを勝ったディープ産駒サクラアルディート
全成績【5・5・1・2】で、2度の着外はいずれも4着という堅実さ。
■「休み明けの実績馬」■
前述のジョワドヴィーヴル
G2大阪杯勝ちで宝塚記念3着馬ショウナンマイティ
1昨年のきさらぎ賞勝ち馬で休み前のG3新潟記念で究極の上がり32秒6を記録したディープ産駒トーセンラー
G3ラジオNIKKEI賞2着で全成績【2・2・2・1】で、唯一の着外は4着のヤマニンファラオ
今のところ、
同じ京都外回りコースの天皇賞春を圧勝しているビートブラックが最有力と見ています。
カポーティスターは前走から一気に4キロ増える斤量56キロが心配です。510キロを超える馬体なので4キロくらい気にならないとは思いますが…。
休み明け【2・1・0・0】と苦にしない実績馬ショウナンマイティ
上がり馬ディープ産駒サクラアルディート
順調に使われているディープ産駒ベールドインパクトまででしょうか。
天才少女ジョワドヴィーヴルは10ヶ月と休みが長過ぎ、距離も1600mまでしか経験がなくココは無理なのでは。
(心情的には応援したいのですが)。