中山記念はリピーターが来る。父サンデー産駒が不振。

「G２中山記念」はリピーターの多いレース




過去10年で、


ローエングリン→０３年１着(１番人気)、０４年３着(２番人気)、０７年１着(６番人気)


バランオブゲーム→０５年1着(４番人気)、０６年1着(６番人気)


カンパニー→０５年２着(２番人気)、０８年１着(２番人気)、０９年１着(１番人気)


エアシェイディ→０７年２着(３番人気)、０８年３着(１番人気)





ローエングリンは４歳で勝ってから、８歳で出走した時は、６番人気とナメられてましたが快勝。


このように、コース距離適性というのは予想の上で重要なファクターになるものです。






今年のリピーターは、昨年２着のシルポートと３着のリアルインパクト。





シルポートは前走のＧ２阪神Cで１５着(５番人気)大敗。今回人気はないでしょうが、前々走Ｇ１マイルCSでは４着(１０番人気)と好走。力はまだ衰えていません。８歳という高齢が気になりますが、前述のローエングリンとカンパニーが8歳で中山記念を勝っているように年齢はネックになりません。







リアルインパクトは、前走Ｇ３東京新聞杯を１秒２差の１１着(６番人気)と惨敗してますが、同じくココは買いです。






また、血統面で考察すれば、中山記念は最近の中央競馬のトレンドに反するように父サンデー産駒が不振です。







サンデー産駒が多数いる現在、毎年多くの有力馬が出走しますが、

【２・４・７・４７】で、勝率３％。連対率１０％という成績。







連対馬は、皐月賞馬で有馬記念２年連続３着のダイワメジャー、皐月賞馬キャプテントゥーレ、皐月賞&有馬記念馬のヴィクトワールピサ、有馬記念馬ドリームジャーニー、皐月賞２着のサクラプレジデントなど中山Ｇ１で実績のある馬だけです。







逆に好調なのが父ノーザンダンサー(ND)系。






ローエングリン、バランスオブゲーム、カンパニーはＮＤ系だし、１０年の１、２着馬のトーセンクラウンとテイエムアンコールは両馬とも父オペラハウスでＮＤ系です。





今年のＮＤ系はホワイトマズル産駒のシルポート。




５００万→１０００万→１６００万→オープンと４連勝中のアンコイルドの父ジャイアンツコーズウェイもＮＤ系。





しかも母系にはＧ１･９勝で「鉄の女」と呼ばれた名牝トリプティク。英愛ダービー、キングジョージ勝ち馬の名馬ジェネラスがいて、父、母ともにＮＤ系でノーザンダンサー４×４のクロスがあります。







ダイワファルコンも父はＮＤ系のジャングルポケット。ジャンポケの父はトニービンでカンパニーの父ミラクルアドマイヤはトニービン産駒。




ファルコン自身も全７勝の内、５勝を中山で上げている中山功者。





叔父にＧ１･５勝馬ダイワメジャー、伯母に有馬記念、桜花賞などＧ１･４勝の名牝ダイワスカーレットがいる華麗なる一族。






不振の父サンデー系ですが、ステイゴールドだけは別




前述の有馬記念馬ドリームジャーニーのようにステイ産駒は中山内回りコースを得意としています。昨年の有馬記念１着ゴールドシップ、２着オーシャンブルーもステイ産駒です。有馬記念で本命を打ったナカヤマナイトは当然ココでも本命。






ナカヤマナイトは中山芝【３・２・０・１】(唯一の着外は昨年の有馬記念)、

芝１８００ｍ【３・２・１・０】で、
中山芝１８００ｍは【２・０・０・０】とパーフェクト実績ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!です。







昨年の勝ち馬フェデラリストがＧ３中山金杯からココ連勝したように、前走中山金杯快勝のタッチミーノット　




色々問題はありましたが、前走Ｇ２ＡＪＣＣ勝ちのダノンバラード（不振のサンデー系ですが）、同レース３着のアドマイヤラクティが次走ダイヤモンドSで、天皇賞馬で国際Ｇ１香港ヴァーズ２着のジャガーメイルを抑えて快勝しているので、AJCCはレベルの高いレースだったと言えます。






◎ナカヤマナイト
○ダイワファルコン
▲シルポート
注アンコイルド
△リアルインパクト
△タッチミーノット
△ダノンバラード




上記の７頭で決まる確率は相当高いと思うので、あとは少しでも人気のない馬が上の順位に来るコトを願うしかないですね。(人д〃)ネッ★