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2013/04/28 21:52
春の天皇賞回顧
【天皇賞回顧】
とてつもないレースになった。
前半1000m通過が59.4秒。2000m通過が1分59.7秒。3000m通過が菊花賞レコードを上回る3分01.6秒。史上最速のハイペース。
ゴールドシップはもし後方からから差を詰めようと思うのならそれ以上の脚が必要だった。もしこの展開でラスト200mで先頭に立とうと思ったら少なくとも3000mを3分01.6秒を上回る時計が必要だったわけでこれは厳しい。
前半1000mから2000mの通過が60.3秒だからこの時、差を摘めたゴールドシップの推定は59秒前半や58秒後半だったかもしれない。
その後、息を入れる余裕もなく坂を下り4コーナーを回る展開だからさすがのゴールドシップも息が持たなかった。それでも最後、5着になったのは改めて凄い。5着というのは馬券対象外だから馬券を買っていた側からみれば文字通り(興味の対象外)だがこういう粘りは必ず後々のレースに生きる。これを糧に頑張ってもらいたい。
フェノーメノやトーセンラーは枠を十分に生かしきったロスのない競馬。ペースが早かったのも中距離での流れに慣れていた2頭には向いたのではないか。4コーナーではトーセンラーの手応えの方が上回っていたがこれは距離適性の差。トーセンラーは本当に地力がついてきた。フェノーメノはレースセンスの良さ、瞬発力を最大限に生かした内容。あのハイペース、ラスト600m11.9-11.8-12.6の流れを好位で凌ぎきったのは実力だろう。
フェノーメノとゴールドシップ。ダービーとほぼ同じ内容だった(フェノーメノ2着、ゴールドシップ5着)事を踏まえるとやはりスピードではフェノーメノという事になるのだろう。
但し、春の天皇賞が初のG1勝利…というパターンはあまり大成しないというジンクスもあるのでこれは少し頭の隅に留めたい。
それにしても宝塚記念、ますます混沌としてきた。