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2014/05/12 23:08
ミッキーアイルの将来性と限界
ミッキーアイルに関しては可能性も感じたし、この距離でこのスタイル(逃げ)を貫くには限界も感じた。
例えば安田記念はここ4年で1分31秒台が3回。今回のミッキーアイルの走破タイムよりも更に1秒(6馬身)もタイムを縮めなければならない。
根本的にサラブレッド(馬)は集団にて生活する生き物。だから併せた方がよりスピードもでるし秘めた能力を引き出しやすい。逃げるという事はすなわち常に自分との戦いであり相手にすべきはタイム(己のスピード)になる。
逃げ馬が難しいのは万が一、他馬に抜かれた時に楽をさせれば今度は楽をする事を覚え本気で走らなくなり、ちょっと辛くなればスネて脚を止めてしまう。だから逃げ馬は相手云々ではなく常に100%に近い能力や体調を求められる。
強い逃げ馬が時としてとてつもない連勝記録を重ねるとの同時に殊の外、短命に終わってしまうのもあながち無関係では無い様に思う。
なかなか難しいとは思うけど、頃合いを見て控える競馬を覚えさせた方がこの馬のスピードをより引き出せる気がします。相手の力を利用して勝つ競馬をする。
「力を引き出させる側」より「力を引き出す側」への転向。もしジャスタウェイなど相手に力を引き出させる側で競馬をしたらジャスタウェイは力を引き出して1分30秒台で勝ってしまうかもしれない。
そしてその先に考えるの中距離への挑戦。昨今、短距離界は1F10秒台の爆発力がなければ難しい。ミッキーアイルにはそこまでの爆発力はないけど長く使える脚がある。2000mでこのスピードが生かせればとてつもない馬になるはず。